2013年3月30日土曜日

2013年3月21日木曜日

体調

体調も良くなってきました。

『金融入門』

岩田規久男著『金融入門 新版』を読みました。

次期日銀副総裁の99年の著です。

基本的なことが簡潔な表現で書かれていて、一見難しそうですが、読んでいけばなんとか理解できそうでしたが、最終章はちょっと複雑でついていけませんでした。

金融政策と景気のはなしの部分は現在にも繋がる部分で興味深かったです。

党派を超えて、金融政策がうまくいって、日本経済が立て直されることを期待します。

2013年3月19日火曜日

2013年3月18日月曜日

点滴

ノロウィルスにかかってしまって、医院で点滴を受けてきました。

2013年3月17日日曜日

2013年3月8日金曜日

『金融の教科書』

山岡道男、淺野忠克著『アメリカの高校生が読んでいる 金融の教科書』を読みました。

知っているようでいて、知らない金融の常識。
これをクリアに知ることができました。

サブプライム。デリバティブなどの意味が分りました。

高校生向けといっても馬鹿にしてはいけません。この本の内容をちゃんと知っている大人がどれだけいるでしょうか。

金融を鍵に、バブルの成立と崩壊を理解することができました。

大変、有益な本でした。

2013年3月6日水曜日

『佐藤可士和さん』

佐藤可士和著『佐藤可士和さん、仕事って楽しいですか?』を読みました。

「ユニクロ」のロゴデザインなどを手がける、人気アートディレクター、佐藤可士和さんに質問をぶつけ、答えてもらう本です。

クリエイティブな仕事をする上で非常に参考になるほんです。

極めて簡単に書かれた本で、読みやすいです。

僕もこんな、クリエイティブな仕事ができたらと思いました。

2013年3月4日月曜日

『教養としての<まんが・アニメ>』

大塚英志、サカキバラ・ゴウ著『教養としての<まんが・アニメ>』を読みました。

これからまんがを描こうとしている若者が、昔のまんがやアニメをしらないので、教養としてこれくらい身につけておいて欲しいという意図で、まんが・アニメの歴史を書いた本です。

戦後のまんが・アニメの歴史に名を残した人や会社が一応載っています。

まんが・アニメを社会学的に分析した本ではないので、現実の歴史との対応関係などはありません。

作り手のために書かれた本なので、技術論が多くを占めています。

まんが・アニメの歴史を手っ取り早く知るには、まとまって便利な本だと思います。
そういう目的で書かれた本だからよいのですが、もっと深く歴史を知りたい人は大塚氏他の別の書を読むことが望ましいでしょう。

2013年3月3日日曜日

『論理哲学論考』

ウィトゲンシュタイン著『論理哲学論考』を読みました。

ウィトゲンシュタインの生前の唯一の著作。前期ウィトゲンシュタインの思想の頂点です。

短い命題に番号がふられて書かれている著作です。

内容については、解説書を読んでいるので、ある程度ついていけました。
しかし、難解な部分も多くありました。

ではこの著作は、どの様な意図で書かれたのか。
細かい内容を分析することにどれだけの意味があるのか。

僕が感じたことを述べれば、この本は「言語」と「世界」とは一対一の対応関係にあるということが根本的に主張されているのではないでしょうか。これは、後期との差異のある部分です。
しかし、それがこの本の重要な部分ではない。

この本は「何が書かれているか」よりも「いかに書かれているか」が重要だと著者は考えているのではないでしょうか。

つまり、ウィトゲンシュタインのいいたいことの要点は、「語る」ことと「示す」ことと「説明する」こととは違う、という点にあると思いました。

多くの哲学者はこの違いに無頓着である。例えばラッセルの解説は明らかに「説明」になっている。

ウィトゲンシュタインによれば、「哲学とは「語る」ことでしかない」。しかし、この「哲学は「語る」ことでしかない」という命題をまさに、「語ら」なければならない。

この困難さは、「示される」しかない。
読者の多くは、この困難さを理解していない。このことへのいら立ちも「示されている」。

このことを、理解させるためにこの本は書かれた。しかし、このことを理解させるために「説明」をしてはならない。

世界について「語る」ことで、「語る」ことの意味を理解させなければならない。
この書は、その極めて望みのうすい目的を果たすための挑戦。

これが、僕のこの本を読んだ感想です。

2013年3月2日土曜日

ウィトゲンシュタイン

『はじめての言語ゲーム』橋爪大三郎
『ウィトゲンシュタインはこう考えた 哲学的思考の全軌跡 1912-1951』鬼界彰夫
『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む』野矢茂樹

を読みました。

『はじめての〜』は、極々初心者用に書かれた本で、ウィトゲンシュタインの思想を誰にでも理解できる形で書いています。
ただ、簡単すぎて、これを読んでも『論理哲学論考』を読むことはできません。
また、話が広がりすぎて、本居宣長まででてきてしまいます。まとまりに欠ける部分があります。
文字通りはじめての人にはお勧めです。

『〜こう考えた』は、原稿の元になった手記までにさかのぼって、一つひとつの命題を分析していきます。
一応初心者にも読めるように書かれてあるので、なんとか理解することはできましたが、あまりに抽象的なので、覚えてはおけませんでした。

『〜を読む』は、『論理哲学論考』を細かく分析して素人でも分る、といっても難しいですが、ように書かれています。
独自の喩えなどで説明されています。
最後に『論考』を離れて、「草稿」にまで遡り、『論考』の主題を「意志により彩られた世界」としての世界だといいます。
「意志」とは、哲学で重要な概念ですが、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版: Q」にでてきた反ネルフ組織、ヴィレ(WILLE)の意味がまさに「意志」です。
そして、『論考』のメッセージとは、「草稿」にある、「幸福に生きよ!」であるといいます。
兄弟が次々と自殺して、自分の生も危ういウィトゲンシュタイン。彼が最後にだした結論だからこそ感動的です。

これらを読んで、ウィトゲンシュタインを読む準備が整いました。