2016年4月29日金曜日

稲場愛香

僕の好きなアイドルグループ、カントリー・ガールズの稲場愛香(いなば・まなか)(まなかん)18歳が、喘息でアイドル活動を休業することになりました。

まなかんは研修生の頃から、独特の人なつっこい笑顔で、いつもにこにこしていて、周りを立てる子でした。若いのにできた子だなという印象でした。
いつも自分はへりくだって、人を褒めて、周りからは「あざとい」とからかわれても笑っているいい子だなと思っていました。
北海道出身らしく、文明ずれしていない純粋な子だなという印象でした。

印象が変わったのは、ネット番組「ハロ!ステ」で、舞台「気絶するほど愛してる!」の稽古を見たときからです。
まなかんは、舞台では主役の田舎娘の役でしたが、初めての本読みの時から熱のこもった演技で、周りの雰囲気を変えていたのです。

僕は、期待をして3月30日池袋のシアターグリーンへいって舞台を見てきました。
そしてその内容、彼女の演技は期待を超えるものでした。

田舎娘役だという劣等感も微塵も感じさせず、コミカルなセリフもシリアスなセリフもわざとらしすぎず自然に堂々と演じている姿に感動させられました。

他のアイドルたちは照れや、わざとらしさも感じられたのに、不思議なくらいでした。
北海道の大自然の中で育ったからかな。

カーテンコールの時でも、にこにこと誰かにちっちゃく手を振っていたのが印象的でした。

最近、約1年前のラジオの初回を聴き直したのですが、自己紹介で映画やドラマを見るのが大好きでいつかお芝居をしてみたいといっていてなるほどとおもいました。

舞台では、男役の女の子と抱き合うシーンもあって、気持ちが舞い上がってしまうのではないかという気もしていました。

すると最近、ネット番組やひなファスというコンサートで、「あざとい」というひやかしのことばを逆手に取って、わざとかわいこぶったりはしゃいだりしているのが目立つようになってきました。
この変化は舞台の効果だと見ています。

同じハロプロの宮本かりんちゃんもドラマで軽いラブシーンを演じてから、最近反抗期になったとまわりからからかわれていました。

もともと、まなかんはダンスが傑出していたのですが、カントリー・ガールズはかわいい振り付けが多くあまり見せ場がなくてカントリー・ガールズのなかでも見た目がかわいい、脱退した島村嬉唄(しまむら・うた)ちゃんや森戸知沙希ちゃんのほうが目立っていてあまり目立たない存在でした。
ところが舞台のあとは段々と輝きだした。まわりからもそう見られてきた。
そんな矢先、今月になって立て続けて体調不良でイベントを休んで、ネットの上でも辞めるのではないかという心配の声が上がってきていました。

僕は、心優しいまなかんが、明るい舞台を全身で演じているなかで、熊本の地震のニュースを聞いて心を痛めて体調を壊したのではないかと心配しました。

すると昨日正式に発表があって、小さい時から喘息があってそれが悪化したので、しばらく休むとのことでした。
舞台のことや熊本のことも心理的には影響があったのかもしれませんが、持病があってあんなに明るく振る舞っていた彼女の事を思うと胸が痛みます。

舞台に感動して、大阪公演も行こうと思っていましたが、中止となってしまいました。映像をながすそうです。
残念です。

夏のコンサートも休むようです。どれくらい休むことになるのか、復帰できるのか心配です。
月並みですが、まなかんに元気をもらった、ありがとうといいたいです。