YouTubeで直後に卒業コンサートを見ました。
僕にとって、道重さんは、特に好きなメンバーって訳ではなかったのですが、自分をギャグにする面白い人だなと思っているくらいでした。
しかし、昨日のコンサートは感動しました。
自分で自分のことかわいいといっていて、そのかわいい自分の最後にして最大の舞台で、なんと足を痛めてしまったのです。
足が痛くて動けない時の表情が、ご本人には申し訳ないのですが、とてもセクシーでした。
動けないけど、まさかこの自分のための大舞台を途中で中止するわけにもいかずに、いたさをこらえ、痛さのためか、悔しさのためか、それまでの笑顔から急に真剣な表情で一筋の涙。
まるで少女マンガかなにかのストーリー展開のような、最後の難関のアクシデント。
自分が一番かわいいというギャグに、「そうでもない」というつっこみをされたりしていましたが、僕も昔はそう思っていました。
しかし、最近の道重さんは本当にかわいくなってきている。いや、かわいいというより美人になってきているなと思っていまいした。
そんな道重さん、いつも冗談をいって笑わせてくれる道重さんが、最後に見せたガチの真剣な表情に魅了され、感動してしまいました。
自分をかわいいという態度は一見世の中をなめた態度に見えるけれども、その自らの美意識を最後まで貫き通すのはすごい根性であり、人々を感動させることだと思いました。
これで、モーニング娘。の全盛期を知るメンバーがいなくなってしまいました。
道重さんの面白いつっこみももう聞くことはできなくなりました。
今日のブログで、「正直なんだかまだ夢の中にいるような不思議な感覚です。。いやむしろ、今が現実で、実際は、モーニング娘。として活動していた12年間の方が夢みたいな出来事です。」と語っていました。
モーニング娘。という夢の中で過ごした青春時代。その夢が今覚めようとしてると思うとしんみりしてしまいます。
僕がモーニング娘。が好きな理由は、かわいい娘がたくさんいるからという訳ではありません。
はじめはTVの企画で作られたアイドルでむしろ反発を感じていました。この娘たちが嫌いというより、大人達のために利用されてかわいそうだと思っていました。
しかし、「ザ♡ピ〜ス」のころ「うたばん」という番組に出ている彼女らを見ていたときです。
メンバーの保田さんを、司会の石橋さんが厳しくつっこみました。僕はかわいそうだと思いましたが、メンバーの吉澤さんが「羨まし〜」といって、自分もつっこんでもらいたいといって、保田さんをフォローしました。僕は、保田さんも司会者も傷つけずにフォローする優しい人だなと思いました。
この様に、つっこまれても平気でいられる、何ともいえない強さみたいなものと、仲間への優しさ、そしてどこか気取っていない謙虚な感じが、僕の心に安らぎを与えました。それからモーニング娘。って面白いなと思って、TVは主にモーニング娘。が出ている番組だけ見る様になりました。
後にCDとか聴く様になると、感動的な歌がたくさんありました。特に好きなのは「I WISH」の中の「人生って素晴らしい、ほら誰かと、出会ったり恋をしてみたり、 素晴らしい、Ah 夢中で笑ったり泣いたりできる」という歌詞です。
この世知辛い世の中で、堂々と臆面もなく「人生って素晴らしい」と歌っていて、世の中に疲れていた僕は少し救われた様な気がしました。
そして、この歌詞の様に、夢中で笑ったり泣いたりすることができるのがモーニング娘。の魅力の一つだと思います。
厳しいレッスンと、楽しい仲間とのはしゃぎあいなど、精一杯泣いて笑ってということが
できるのがモーニング娘。の特徴です。
あと、彼女らが謙虚だということも魅力の一つですが、これはレッスンその他で厳しい上下関係の躾ができているからかもしれませんが、この様な謙虚な女性が魅力的というのは男性のエゴかなとも思ったりしましたが、厳しさは決して一方的なものではなくその裏には、愛がある様に思います。とくに、プロデューサーのつんく♂さんの愛は歌の歌詞を読んでも伝わってきます。子供の頃の純真な心のままを肯定してくれている様な感じがします。おどけて自分たちがバカだということを平気でさらしたりして、利口ぶったりしない、格好をつけない、この様に、なんともいえないまったりとした雰囲気が僕が惹かれた理由です。
これから、新しい世代のモーニング娘。の時代がやってきます。残念ながら紅白には落ちてしまいましたが、不安もないわけでもありませんが、次の世代のモーニング娘。を作っていってほしいと思います。
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