2023年7月16日日曜日

映画「君たちどう生きるか」 吉祥寺オデヲン


今日は、朝一で、映画を見にいきました。コメダのモーニングを食べて、9:00から吉祥寺オデヲンで「君たちどう生きるか」を見ました。ストーリーがなく、脈絡のない表現というのも、面白い こともあるけれども、つまらなくもなる。一見ストーリーがなくとも、その裏に深い意味があると、深みが出る。また、荒唐無稽な世界も、その雰囲気がいいと、じーんとくるものがある。前回の「風立ちぬ」は、久々にストーリーのハッキリした作品でよかったと思いましたが、飛行機技師の物語ということでいかにも地味。脈絡のない作品でよかったのは「千と千尋の神隠し」でしょう。今回のは、戦争中が始まりということで、タイトルもあり、何か思想的な深みがあるのかなと期待したが、そうでもなかった。脈絡のない世界も、意味深に見えてそうでもない。雰囲気もジーンとくるものがあるかといえば、そうでもない。自分のイマジネーションのおもむくままに作品を作りたかったのかなとは思うが、それだけでは、成功し難い。ある程度のストーリーの妙と、ハッキリとしたテーマが必要だと思いました。今回の作品は巨匠だから許された贅沢だけれども、普通の人が作ったら許可がおりないものではないか。タイトルから期待していただけに、少し残念な作品でした。アニメの技術だけでいえば一級品なんだろうけれども。宮﨑駿監督には、ストーリーとテーマとイマジネーションのバランスのとれたものを作っていただきたいという気持ちがあります。

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