赤羽末吉 絵 舟崎克彦 文 『日本の神話 第一巻 くにのはじまり』を読みました。
知っている内容もありましたが、改めて知ることもありました。
神秘的な雰囲気です。
2013年4月30日火曜日
2013年4月29日月曜日
『ウィトゲンシュタインの誤診』
永井均『ウィトゲンシュタインの誤診 『青色本』を掘り崩す』を読みました。
タイトルからウィトゲンシュタインを批判した書だと思い、すごい挑戦だなと思いました。
しかし、批判というよりも、『青色本』を自分なりに訳して分析した本です。
「掘り崩す」というのは強すぎて、「『青色本』に寄り添って」という感じでしょうか。
文庫版の『青色本』の訳はよくなくて、訳者自身が理解してないのではないかと思わせます。
それに対して、この本の訳は非常に分りやすかったです。
内容的には、ウィトゲンシュタインの「独我論」に関する記述を分析して、批判したり評価したりしています。
著者は『青色本』は、ウィトゲンシュタインの症状である「独我論」を自ら診察した本だと捉えています。
僕は、『青色本』は、論理的に何かを主張するために書かれたのではないと思っていましたので、その点では著者と同意見です。
ウィトゲンシュタインは、この『青色本』では「単純な理解」を拒絶しているようです。
僕は、ウィトゲンシュタインは、この本で読者とコミュニケーションをしたいのだと思いました。
しかし、この『〜誤診』では、やはりどこか論理的に「理解」しようとしている様にも見えます。
永井氏の分析は、的を射ていて鋭いのですが、そもそもウィトゲンシュタインがこの本を「理解」してもらいたかったのかは疑問だという気もします。
しかし、「分析」も一つのコミュニケーションだと捉えれば、この本もウィトゲンシュタインは気に入ったかもしれません。
ウィトゲンシュタインがこの本を読んだら、苦笑しながら喜んだかもしれません。これはこれで一つのコミュニケーションになっているので。
タイトルからウィトゲンシュタインを批判した書だと思い、すごい挑戦だなと思いました。
しかし、批判というよりも、『青色本』を自分なりに訳して分析した本です。
「掘り崩す」というのは強すぎて、「『青色本』に寄り添って」という感じでしょうか。
文庫版の『青色本』の訳はよくなくて、訳者自身が理解してないのではないかと思わせます。
それに対して、この本の訳は非常に分りやすかったです。
内容的には、ウィトゲンシュタインの「独我論」に関する記述を分析して、批判したり評価したりしています。
著者は『青色本』は、ウィトゲンシュタインの症状である「独我論」を自ら診察した本だと捉えています。
僕は、『青色本』は、論理的に何かを主張するために書かれたのではないと思っていましたので、その点では著者と同意見です。
ウィトゲンシュタインは、この『青色本』では「単純な理解」を拒絶しているようです。
僕は、ウィトゲンシュタインは、この本で読者とコミュニケーションをしたいのだと思いました。
しかし、この『〜誤診』では、やはりどこか論理的に「理解」しようとしている様にも見えます。
永井氏の分析は、的を射ていて鋭いのですが、そもそもウィトゲンシュタインがこの本を「理解」してもらいたかったのかは疑問だという気もします。
しかし、「分析」も一つのコミュニケーションだと捉えれば、この本もウィトゲンシュタインは気に入ったかもしれません。
ウィトゲンシュタインがこの本を読んだら、苦笑しながら喜んだかもしれません。これはこれで一つのコミュニケーションになっているので。
2013年4月28日日曜日
『青色本』
ルードウィヒ・ウィトゲンシュタイン著 『青色本』を読みました。
帯にもっとも読みやすいウィトゲンシュタイン。とありますが、難しいです。
ウィトゲンシュタインの本は、「何が書かれたか」以上に「いかに書かれたか」が重要だと思います。
『論理哲学論考』の無前提の断言の連続に対して、この『青色本』は、ほとんど断定のことばはなく、否定形、疑問形、命令形で、しかも、文は「章」や「節」が全くなく全て一冊の本が繋がった文章になっています。
内容的には、明確な肯定が少ないので分りづらいのですが『〜論考』のテーゼに反して、語と意味が一対一で対応していることを否定している様に思います。
また、「独我論」に対しては、「普通の独我論」すなわち「言葉で説明できる独我論」を否定して、自分では積極的に語らないけれども、本来の独我論ならこうなるということを「示そう」としているように思いました。
この本は、やはり『〜論考』と同じで、何かを「説明」することを拒んでいる本の様に思います。
では、何のために書かれたのか。
永井均氏は「独我論」という病気の治療のためといいます。
僕はそれに反するわけではないのですが、ウィトゲンシュタインが他者とコミュニケーションをしたいと願って書いたのではないかと思います。
書かれてある意味を分析するより、書かれた意図を探求することに意味がある様にも思いました。
帯にもっとも読みやすいウィトゲンシュタイン。とありますが、難しいです。
ウィトゲンシュタインの本は、「何が書かれたか」以上に「いかに書かれたか」が重要だと思います。
『論理哲学論考』の無前提の断言の連続に対して、この『青色本』は、ほとんど断定のことばはなく、否定形、疑問形、命令形で、しかも、文は「章」や「節」が全くなく全て一冊の本が繋がった文章になっています。
内容的には、明確な肯定が少ないので分りづらいのですが『〜論考』のテーゼに反して、語と意味が一対一で対応していることを否定している様に思います。
また、「独我論」に対しては、「普通の独我論」すなわち「言葉で説明できる独我論」を否定して、自分では積極的に語らないけれども、本来の独我論ならこうなるということを「示そう」としているように思いました。
この本は、やはり『〜論考』と同じで、何かを「説明」することを拒んでいる本の様に思います。
では、何のために書かれたのか。
永井均氏は「独我論」という病気の治療のためといいます。
僕はそれに反するわけではないのですが、ウィトゲンシュタインが他者とコミュニケーションをしたいと願って書いたのではないかと思います。
書かれてある意味を分析するより、書かれた意図を探求することに意味がある様にも思いました。
2013年4月27日土曜日
『ウィトゲンシュタイン』
藤本隆志『ウィトゲンシュタイン』を読みました。
永井均『ウィトゲンシュタインの誤診 『青色本』を掘り崩す』という本が気になって、読もうと思いましたが、その前にウィトゲンシュタインについて勉強しておこうと思って読みました。
ウィトゲンシュタインの生涯、思想についてよくまとめられていて、さらに主著の抄がついていて勉強になりました。
永井均『ウィトゲンシュタインの誤診 『青色本』を掘り崩す』という本が気になって、読もうと思いましたが、その前にウィトゲンシュタインについて勉強しておこうと思って読みました。
ウィトゲンシュタインの生涯、思想についてよくまとめられていて、さらに主著の抄がついていて勉強になりました。
2013年4月26日金曜日
2013年4月25日木曜日
2013年4月24日水曜日
2013年4月23日火曜日
2013年4月22日月曜日
2013年4月21日日曜日
2013年4月19日金曜日
2013年4月18日木曜日
2013年4月17日水曜日
2013年4月16日火曜日
2013年4月15日月曜日
2013年4月14日日曜日
2013年4月13日土曜日
2013年4月12日金曜日
2013年4月11日木曜日
2013年4月10日水曜日
『ないたあかおに』
カウンセラーの先生に、絵本を読むことを勧められて、読みました。
文・はまだひろすけ 絵・いけだたつお『ないたあかおに』です。
心優しいあかおにが人間と仲良くなりたくて、ともだちのあおおにがそれをてつだうはなしです。
心温まるお話です。
文・はまだひろすけ 絵・いけだたつお『ないたあかおに』です。
心優しいあかおにが人間と仲良くなりたくて、ともだちのあおおにがそれをてつだうはなしです。
心温まるお話です。
2013年4月9日火曜日
2013年4月8日月曜日
2013年4月7日日曜日
2013年4月6日土曜日
2013年4月5日金曜日
2013年4月4日木曜日
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2013年4月2日火曜日
2013年4月1日月曜日
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