今日「社会思想ゼミ 統治をめぐる「健全」と「不健全」・3.11は」宮台真司先生。堀内進之介先生。にいってきました。
先ず堀内先生が前回のまとめ。
3つの政治理論。
1、皆で話し合い。
2、歴史を参照。
3、弱い人間学。
民主制の指標。
1、個々人の権利。
2、集団の結果に従う。
宮台先生。
そのように整理すると将来が暗くなる。民主主義を標榜する国でもできていない。
カール・シュミットは議会制を信じなかった。
マックス・ヴェーバーは議会制が機能するように教育が大事だと考えた。
違うけれど共通する部分もある。
それから宮台先生が中国に先日行かれて、堀内先生も中国で暮らしたこともあって中国のはなしになります。
堀内先生。中国人は政府を信じていない。だからしたたかで日本人には真似ができないと思った。
宮台先生は、中国は将来人口減になる。それまでに生産をあげていかないととんでもないことになる。
堀内先生。今中国は、中心、半周辺、辺境にわかれていて、辺境の人は都市部との経済格差が大きいけれども、過去よりは豊かになっていてこれかれも豊かになっていくので不満は少ない。危ないのは半周辺。豊かさの夢を見つつ実現できていない。不満がたまっている。暴動もたくさん起きている。報道されないだけ。
外資を頼るしかなくなっている。外資がインフラの整備もやってくれる。しかし外資に買いたたかれる。
宮台先生。ギリシアはEUの1%の経済規模。それでこれだけ経済危機が起こっている。これが中国で経済破綻が起きたらおそろしい。
堀内先生。今はロシアもすごくのびてきている。ロシアは右傾化してきてこちらの方がこわいかもしれない。
民主主義の基本から、現在の中国の状況まで知れてよかったです。
ちなみに僕のクラスメートにも上海の人がいて、今度上海にいくかもしれないのです。宮台先生によれば、上海は日本よりずっとおしゃれだし美人が多いということです。