宮台真司著『きみがモテれば社会は変わる 宮台教授の<内発性>白熱教室』を読みました。
最近の宮台さんの主張をコンパクトにまとめた本です。必ずしもモテるモテないの話ではありません。
まず、現在の日本が大震災の前から「終わっている」ということをデータをもとに明らかにします。
その上で、僕たちがやらねばならぬことを説いています。
宮台さんのことをメディアで追いかけている人ならば、「またか」と何べんも聞かされたロジックです。しかし、宮台さんはそのように何度も同じことをいわないと、この国の人は分らないだろうと、同じことを繰り返します。
それだけ、首尾一貫しているともいえます。
民主主義の本義は多数決にあるのではなく、参加と自治にある。空気に縛られないで、知識を尊重する社会にしなければならない。「自発性」ならざる「内発性」を重視した生き方をしなければならない、などなど。
それぞれなるほどと思うのですが、言うは易し、行うは難しです。そのような社会がいつかくるのでしょうか。宮台さん自身は絶望してるようでもあります。
とりあえず、身近なことから引き受けて考えることから始めるしかないのでしょうか。
2012年5月14日月曜日
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