アンディ・ウォーホルの『ぼくの哲学』を読みました。
芸術学特殊研究の授業で、好きなアーチストを選んで、調べて発表するということで、僕がウォーホルを選んだからです。
「哲学」というような理論的なものはでてきません、ただウォーホルが経験したこと、思ったことがズラズラっと書いてあります。
当時の60年代〜70年代のアメリカの雰囲気を知りたい人にとっては面白い読み物だとおもいます。しかし、興味のない人にとっては、どうでもいい些細なことばかり書いてあってつまらないでしょう。
僕も読むのに結構、手間がかかりました。
読んでみて改めてウォーホルの性格、感性、価値観が「変わっている」ことがわかります。
そこは、面白かったです。
例えば、「下着を自分で買いにいくのが好きで、他人に下着を買いにいかせる人は信用できない」など。
別に狂気というわけではないのですが、平均的な人間などいるのかどうかわかりませんが、仮に平均的な人間がいるとして、その平均的な人間からすると理解できないことが多いでしょう。
しかし、芸術家であり天才なのだから、平均的な人間に理解されないのなんて当たり前。本人も別に理解されたがっているようには思えません。
しかし、これだけ個性的な天才の内面を少しでもかいま見られただけでも面白かったです。
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