
カルチャーセンター「自由と行為の哲学」野矢茂樹先生、第三回。
今日のテーマは、決定論と自由です。
僕自身もよく考えたテーマですが、多くの哲学者が考えることでしょう。
因果律と厳格な因果法則があれば、全てのものは決まっている。決定論。
決定論と自由が両立するという立場と両立しないという立場がある。
自由を「強制されたものではない」と考えると、決定論と両立可能。
両立しないという立場は、決定論者とそれを認めないリバタリアン分かれる。
リバタリアンは自由とは「しないでもいられた」と反実仮想ができることと考える。
先生はその立場。
決定論は論破し難い。
しかし、決定論の根拠となる自然法則は本当に正しいのか。
フックの法則、ボイル=シャルルの法則、万有引力の法則は、それぞれ理想状態での理論で実際に現実世界では理想状態は存在しない。
そうやって決定論の論拠をつぶしていくしかない。
僕の考え方とも似た道筋で理論展開しているので、分りやすかったです。
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