濱野智史『アーキテクチャの生態系 –情報環境はいかに設計されてきたか–』を読みました。
アーキテクチャとは「設計」の意味ですが、ここではネット空間の設計を指します。
インターネットのサービスの歴史を知りたくてこの本を読んだのですが、この本ではアーキテクチャという観点からネットの歴史が書かれていました。
ネットサービスの特徴は、その設計で決まるという主張ですが、しかしあまりアーキテクチャを追求した分析だけではないようにも思いました。
僕としては、必ずしもアーキテクチャにかかわらずネットの歴史を知りたかったので、ちょうどよかったのですが、社会学的分析はもっと突っ込みどころがあったのではないかという気もしました。
大まかな歴史は知ることが出来ましたが、今ひとつ深いところまでは分析されていないようにも思いました。
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