國分功一郎著『スピノザの方法』を読みました。
17世紀のオランダの哲学者、スピノザについての研究所です。
著者の博士論文です。
はじめ、スピノザの方法論である『知性改善論』を読んでいき、そこに「方法の逆説」と「方法論の逆説」を発見します。
そこで次に、デカルト哲学の紹介書である『デカルトの哲学原理』を読みつつ、スピノザがデカルトをいかに理解したかを知り、スピノザの考えを知ろうとします。
最後に、スピノザの主著『エチカ』を読んでいきます。
スピノザの方法とは、まず神の観念にまで上っていって、そこから降りてくる。
これらのことを、様々な文献に当たりながら、事細かに論述していきます。
難しいですが、読んでいて非常に楽しくなる本でした。
はじめの方はなんとかついていけましたが、最後の方ですこし分らなくなりました。
博士になるには、これだけ細かいことも知らなければならないのか、大変だなと思いました。
2013年8月28日水曜日
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