今日は朝日カルチャーセンターの橋爪大三郎東工大教授の「レヴィ=ストロース神話学の謎」にいってきました。
レヴィ=ストロースが初めて神話分析をした、『アスディワル武勲詩』という、カナダのインディアンの神話を分析していきました。
レヴィ=ストロースは始めマルクスや、フロイトの影響を受けていましたが次第に自分の神話理論を構築していきました。
彼の方法はまず、神話を神話素に分解して、隠れている対立を明らかにします。
伝播された神話は少しづつ違っています。
彼は神話の交換公式を「比例式」で表します。
神話が伝達されると内容は貧弱になりますが、限界状態に至ると逆にピンホールカメラのようにはっきりと倒立して像を結びます。
神話とはどこが始まりでどこが終わりとはいえない円環構造をしています。
神話学がなぜ重要か?
先生の話では神話は、現在の科学や経済とは別の秩序に属し、我々文明人に人間としての「意味」と「価値」を与えるからだということです。
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