宮台真司、北田暁大の『限界の思考』を久々に読みなおしました。
宮台さんがサブカルチャー研究から女子高生を擁護にうつり、『終わりなき日常を生きろ』を上梓してから転換してホンモノ右翼を名のる時期のものです。
ですから、過去のサブカルチャー研究のこともわかるし、女子高生が傷ついてなかったというのは間違いだと認める理由もわかります。
北田さんも宮台さんの苦しさを理解して、気を使ってお話しされます。
近代主義と右翼とリベラリズムの共立というかなり強引な立場表明がここで明かされます。
いつものように徹底的に理論的なのですが、その裏に宮台さんの現在まで続く苦しみが浮かび上がるようにも見えます。
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