2011年4月15日金曜日

人身御供


大塚英志さんの『人身御供論 通過儀礼としての殺人』という本を読みました。
94年に単行本化された古い本の文庫版です。

現代社会はイニシエーション=通過儀礼がない社会である。
そのかわり、個人が移行対象という仮の同伴者を伴って成熟してかなければならない。
そして成熟したら移行対象を捨てねばならない。

民俗学から昔のイニシエーションの意味を探り、現代において可能な成熟のあり方を探る本です。

僕自身も、何か移行対象を伴ってでも、現代的な成熟の道を歩まねばならないのかと考えさせられました。

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