カルチャーセンター「対談 資本主義の行方」神奈川大学教授、的場昭弘先生、同志社大学、浜矩子先生です。
はじめに的場先生からフランス革命から第三共和制までの歴史の紹介がありました。
革命と独裁の繰り返しの歴史です。
浜先生は、国家の役割をできるだけ小さくして、レスキュー隊に徹すればいいといいます。グローバル化の間違えは、均一化、巨大化、一極集中が正しいと思ったところだといいます。
そして、これからの社会はグローバル市民主義を目指すべきだといいます。
それに対して的場先生は、資本主義はボーダーをはずしてしまうので、どこかで規制が必要だといいます。市民社会だけでは無理で、国家というものは必要だといいます。
浜先生は、適者生存で強者も弱者もいる社会が目指されるべきだといいます。
的場先生は、目標は同じで、それは社会主義のこと。しかし、資本の運動は簡単にはコントロールできない。
資本主義も、社会主義も予定調和で、人間のやることはどこかでうまくいくと考える点で同じ穴のムジナ。中世なら、自然の法則とあきらめてしまう。
まだ、この問題は解決していないといいます。
浜先生はとても理想的な考えを持っておられるという気がしました。現実になればいいのだけれども、そう簡単には、世の中は思いどおりにはならないのでは、という気もしました。
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