大塚英志著『『りぼん』のふろくと乙女ちっくの時代 たそがれ時にみつけたもの』を読みました。
宮台真司他の『サブカルチャー神話解体』で、「乙女ちっく」というジャンルがあることを知ってはいましたが、具体的なイメージを持てないままでいました。
この本は、少女まんが雑誌『りぼん』のある時代にふろくと連動して、「乙女ちっく」というジャンルのまんがいかに生まれてきたか、そしてそれはどういうものなのかを、図版も多くのせ紹介しています。
この本を読んで、宮台本の理論的な枠組みにかたちを与えられたようでした。
有名な宮台氏による解説は別の本で読んだのですが、この本を読んでまた納得しました。
とにかくこの時代の特徴、「モノ」から「記号」への消費社会の変化に伴う「かわいい」の誕生がスッキリと理解できました。
2012年8月2日木曜日
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