アガンベン思想の第二回を聴きました。今回は、アガンベンの政治思想、政治哲学です。印象に残った言葉は「クオドリベト(quodlibet)(ラテン語)」=「誰であれ」というのもです。人は誰であれ愛されるべきである。権力から排除される人への目線があると思いました。こういう考えはアナキズムにも接近します。アガンベンはアナキズムには直接言及してないようですが。マルクスをパウロのメシア思想の延長線で捉えます。パウロの「ホース・メー(〜でないもののように)」という発想で生きることが大事だといいます。最後に僕の質問「イタリア思想の特徴は何ですか?」というものに答えていただき「難しいけど、フランス思想では「主体とは何か?理性とは何か?」といった概念を問う。が、アガンベンは特にそうだが、そういった概念の問いよりも、具体的な「生」をめぐる問題を問うこと、生きること、生のあり方を問題にすることが特徴かな」と答えられました。なるほどと思いました。
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