2010年6月25日金曜日

宮沢賢治


iPadで初めて本を読もうと思いました。そこで、記念になる思い入れのある作品にしようと思いました。

そして、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読みました。

僕が高校生の頃、主人公を猫にしたアニメが作られて、友達と見に行きました。

その世界が「死」を描いているので、あまりにも恐ろしくて怖い映画だと思いました。

途中で見ていた子供が泣いて出ていったりして、とても「童話」とはいえないのではないかと思ってました。

その頃から「死」の観念が頭から離れなくて、怖い気持ちにさいなまれました。

けれどもいずれはもう一度ここに戻ってくるのではないかという、確信に近い感情を持ちました。

iPadで見た感想ですが、きれいで動作感もよいのですが、活字をジッと見る「小説」なら、さらに高画質の画面があればと思いました。

また、字が大きいせいか読んでいるものが短く感じられ、これで終わり?って感じでした。

内容は、今は結構客観的に見られましたが、読んでいるうちにトリップしたのか、眠気におそわれ、いねむりをしてしまいました。
幻想的なシーンにも、深い意味があるのだと感じました。

この作品に限らず、賢治には奇をてらったところはなく、自らが感じたことをきれいではあるが率直に描いているのだろうと思いました。

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