2023年2月21日火曜日

救急車、胆嚢結石

 夜中、お腹が痛くなって救急車を呼び、病院にいったら、胆嚢結石といわれました。手術が必要だと。痛み止めの点滴を打ちました。朝になって、いつもいっている医者にいき、胆嚢の動きを抑える薬をもらいました。痛みは治りました。

2023年2月19日日曜日

『モモ』ミヒャエル・エンデ

 


ミヒャエル・エンデの『モモ』をKindle(電子書籍)で読みました。

1970年代に書かれたもので、今でもベストセラーでしばしば取り上げられます。

時間泥棒と時間の秘密、孤独、など深いテーマを、分かりやすく、面白く物語化しています。

ドイツといえば、ゲーテの『ファウスト』、ハイデガーの『存在と時間』など、実存的時間に関する伝統のようなものがあるのでしょうか。

物語として面白いというのもありますが、時間の秘密や、孤独に関して、共感することや学ぶことが多かったです。

著者は、あとがきで、見知らぬ人から聞いた話だったと書いています。本当かどうかは分かりませんが、時間の秘密を知ってしまった人は、こういう形でしか人に伝えることができないのかなとも思いました。

最後がハッピーエンドなのは子ども向けの本なのでしょうがないかもしれませんが、もっと時間の儚さのようなものが、表現されていれば、とも思いました。

しかし物語そのものよりも、それを通じて、作者がいいたかったことが自分にとっては重要でした。

この時間生きる上で、大切なものを垣間見せてくれた本ともいえるでしょう。


2023年2月2日木曜日

『悲しみよ こんにちは』サガン

 

サガンの『悲しみよ こんにちは』を読みました。

各国の代表的な文学を読みたくて、フランスっぽいものとして『失われた時を求めて』も考えましたが、長すぎるので、これにしました。

また若い女の子の心理を描いたものを読みたいというところもあり数ヶ月かけてちょこちょこと読みました。

サガンの伝記映画は見たので、イメージはついていましたが、18歳でこれを書くとはすごいと思いました。

女の子の気持ちといっても、フランスと日本ではやはり少し違うかなと。日本人に限らず世界中の女の子が憧れる、フランスの女の子世界を見られたようでした。

ストーリーや舞台は派手なものではないのですが、その細かい描写が、洗練されていました。