2010年4月30日金曜日

身体

今日はカウンセリングで、自分の身体を大事に、身体からのメッセージをちゃんと聞くことが大事だといわれました。
できるだけ、そうしようと思います。

2010年4月29日木曜日

カウンセリング


僕は現在、病院でカウンセリングを週に2回受けています。
精神の病におかされて、入院中に今のカウンセラーさんと始めました。
2年ぐらいになるでしょうか。
それ以前にも、さまざまなクリニックに行ってはみたのですが、どうしても分かってもらえないと思うことが多くて、何度も精神科医もカウンセラーも変えました。
ドクターショッピングだとかいわれたこともありましたが、自分に合わない人のところにずっと通ってもしょうがないと思って、いくつもまわりました。
「お引き受けできません」とはっきりいわれたところもありました。
今のカウンセラーさんは比較的若い女性で、始めは頼りないかと思いました。
いつも「どうですか」と聞くので、それはやめてくれ、そちらから話をはじめてくれと、図にもかいて説明したのですが、やはり「どうですか」と聞く。それで、不信感がつのり対立していたこともありました。
聞くとユング派ということで、僕もユングは好きだし、ユングくらい深いものでないと僕の悩みは解決できないのではないかと思っていたので、その点では良かったと思います。せめてフロイト派でないと。以前ロジャース派のようなところに行って、ぜんぜん深いところを理解されなかったことがあったので。
僕の場合は、心理的なことが一方であって、もう一方で大掛かりな執拗ないやがらせを受けています。そう書くと「被害妄想」じゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その病院の医科長だったの先生もいやがらせがあることは認めています。ちなみにその先生は主治医だったのですが、10年以上の心理的苦痛を治して下さった先生でもあります。
現在、退院してもいやがらせが続く中、カウンセリングに通っているのですが、「どんなことがあってもいっしょにやっていきましょう」といわれて、どこまで正直な気持ちか分からないのですが毎週通っています。
そこでは話し合いの他に、絵を描いたり、夜みる「夢」の話をしたりしています。
今精神的な問題で悩んでいる方にいいたいのは、本で読んで感心しても偉い先生は時間がないからカウンセリングを受けるの難しい、そして無名のカウンセラーでは、軽い問題ならいいのですが重い問題は解決できないことが多いと思います。でもいくつかあたっていくうちに無名だけどいい先生に出会うこともないことはない。後は運しだいになってしまいますが、なんとか話していける人に出会うことも絶対ないではないと申し上げたいですね。

2010年4月28日水曜日

民主党


検察審査会が小沢幹事長を起訴すべきだと議決したそうですが、僕はよく「政治とカネ」問題と一括りにされていますが、何がどう問題なのかがよく分からないのです。
wikipediaで調べましたが、それでもよく分からない。虚偽記載が問題なのか、土地の購入が問題なのかそれが何の罪に当るのかが分からなかったので、自分はずいぶん頭が悪いのかなと思っていたところ、大学教授のコメントとして「一体何の犯罪事実で起訴されるのか、さっぱりわからない」というのを見て僕が頭が悪いせいではないということが分かりました。
今回の審査会の意見も状況証拠をあげて「不自然」としていますが、動かない証拠でなく状況証拠でも起訴できるのでしょうか。そこもよく分からないところです。
小沢幹事長もこの問題でいちいち攻撃されることを考えれば、自分がなぜ無罪なのかを、きちんと論理立てて、出版物なりで証明すればいいと思います。
いくら不当だと思っても、黙っていてはまた、漠然とした「政治とカネ」の問題とかいうわけのわからない括りで報道され、視聴者はなにやら悪いことをしたことが疑わしいのではないかと勘違いしてしまいます。
報道機関も過去の報道を省みて、正確に伝えたかどうか考えてみて欲しいと思います。
関係者曰くのようなかたちで、いかにも問題ありげな報道をされると、本当に悪いことをしたと勘違いしてしまう視聴者も多いのではないでしょうか。
報道機関は、一度、視聴者にこの問題のどこが合法でどこが違法なのかをアンケートして欲しいです。
いったい何割の人が正確に答えられるでしょうか。少なくとも僕は正確に答えることができません。

2010年4月27日火曜日

浜野安宏


今日は、先生、学部のゼミ生といっしょに(10人くらい)、総合プロデューサーの浜野安宏さんの表参道のオフィスにうかがいました。
浜野さんは東急ハンズのプロデュースやいろいろな都市計画のプロディースをなさった方です。
豪放な関西弁でスケールの大きな話をしてくれました。
ゼミのテーマの一つがライフスタイルなので、ご自分のライフスタイル、こだわりを聞いたところ、「23年間、毎年夏はロッキー山脈のふもとジャクソンホールで暮らす」そうです。
せっかちなマスコミ、悪徳政治家とつきあわずにすむそうです。
子供をつれて自然合宿のようなものやったが、役所がやると危険なので事なかれ主義になってしまう。
今は中国、台湾、インドで仕事をしているそうです。
中国の成都は非常にいい都市だそうです。北京は水がないので首都を移そうという話まででているそうです。
黄河の水は8ヶ月くらい干上がって海に達しないそうです。
50年後の日本を考えると、ガソリンは無くなって、人口は半分になっているそうです。堺屋太一さんが将来の日本について書いているそうです。
将来は農民のライフスタイルが変わって、システムを心得た人が農業にかかわることで農業を変えていけるのではないかといっていました。

2010年4月26日月曜日

普天間基地


もはや、アメリカと地元を両方を納得させる選択肢はないのではないでしょうか。結局、そのまま最初の案の微調整で終わるなら、沖縄の人々に大きな期待を持たせた政府の責任は免れないのではないでしょうか。
本当にすばらしい腹案があるのでしょうか?常識的に考えるとなさそうなのですが、5月に我々を驚かすような案が出て、解決出来ることを望みます。
しかし、結局出ないで、申し訳ありませんでしたというのなら、ただ首相が辞任をすればいいだけにとどまらず、「政権交代」を失敗させたという責任があるのではないでしょうか。
現在でも民主党はもっとも多くの人に支持されている政党ですが、民主党支持者の気持ちは、現政権にもっとしっかりしてもらいたい、政権を支持できるといえる政治をしてもらいたいというものではないでしょうか。
政治を大きく変えた側面もあるのに、その業績さえかすんでしまいます。
政府には、危機感を持って指導力を発揮してもらいたいです。

2010年4月25日日曜日

普天間基地


普天間問題について、別の角度から書かれたブログを紹介したいと思います。

社会学者、宮台真司首都大教授のブログです。

「普天間移設交渉のすべてを知る男が、ついに重い口を開いた。
 鳩山首相が5月末までの決着を約束した普天間移設問題は、依然迷走を続けているが、沖縄とアメリカの双方を満足させられる解決策が事実上あり得ない状況となった今、この問題が政権の屋台骨を根幹から揺るがす事態はもはや避けられそうにない。
 そもそもなぜこのような事態に立ち至ったのかについては、鳩山首相を含む与党民主党の未熟さやブレに非があったことは論を俟たない。
 しかし、自民党政権下で4年余の長きにわたり防衛事務次官を務め、そもそも普天間移設問題の発端となった1995年の沖縄少女暴行事件以来、最前線で沖縄とアメリカ政府との交渉に当たってきた守屋武昌氏は、昨年まで安全保障情報へのアクセスが制約される野党の座にあった民主党が、この問題の複雑さや怖さを理解できていなかったとしても、それを責めることはできないと同情的な立場をとる。
 それは、「防衛省の天皇」の異名を取るまでに日本の防衛のトップに君臨した守屋氏にさえ、「結局最後まで自分は沖縄に手玉に取られた」と言わしめるほど、この交渉がいかに複雑かつ手強いものだったかを、氏自身が身をもって知っているからに他ならない。
 10年以上も普天間移設交渉に関わってきた守屋氏は、交渉の困難さをしみじみと語るが、中でも驚愕の事実として氏があげるのが、一旦キャンプシュワブ陸上案で決まりかけていた普天間の移設案が、地元沖縄の自治体や経済団体がアメリカ政府を動かすことで、ひっくり返されてしまったことだった。
 守屋氏は当初から、沖縄県内に米軍基地を新設することなど、沖縄県民が許すはずがないとの前提に立ち、普天間の移設先は既存の米軍基地内しかあり得ないと考えていた。そして、嘉手納基地統合案、嘉手納弾薬庫案などを経て、キャンプシュワブ陸上案というものが浮上した。基地の新設にあたらず、しかも海の埋め立てによる環境破壊も伴わないもっとも合理的と思われたこの案で、日本側がほぼ固まりかけていたその時、突如守屋氏の元に、現在の辺野古沖案の元になる、海の埋め立てを前提とする別の案が、アメリカ側と地元沖縄からほぼ同時に提示されたという。
 いくら守屋氏と言えども、地元沖縄と米政府が共に推す案に反対できるはずがない。実はこの案は米軍基地との親交が深い沖縄の自治体や経済団体が、基地の司令官らを説得し、現場の司令官らの要望に応える形で、米政府が正式に推してきた。地元住民との融和を優先する米政府の弱みをついた見事な交渉術だったと守屋氏は苦笑するが、日本政府がベストと考えていたキャンプシュワブ陸上案は、このようにいとも簡単にひっくり返されたのだった。
 こうして、日本政府は困難が伴うことを知りながら、沖縄県の経済団体とアメリカ政府が推す辺野古沖案が、L字案、V字案などの変遷を経て、最終合意案となっていく。
 もともとこの案は埋め立て工事を伴うために、地元の土建業者が潤うという背景があることはわかっていた。しかし、より大きな問題は、この「辺野古沖」案が、いくつもの無理筋を含んでいることだった。そもそもこれでは基地の新設になり、一般の沖縄県民の反発は必至だった。しかも、埋め立てを伴うため、環境団体などの反対運動に拍車がかかるのも目に見えていた。
 基地の新設にあたるこの案を、沖縄の一般市民が歓迎するはずもない。現行案への根強い反対運動と環境破壊への懸念は、当然のことながら、野党時代の民主党議員たちの耳に入ってくる。そして、この問題の怖さも底深さも知らない民主党は、政権獲得を前に「県外」などというナイーブな公約を打ち上げてしまう。
 鳩山政権が抱える難題の解決方法について「沖縄への思いは人一倍強い」と言う守屋氏は、本当の意味で沖縄の人の利益に叶う対応とは何かを今あらためて考えるべきだと言う。
 沖縄には基地で潤う人と基地に苦しむ人がいて、これまでは主に基地で潤う人が沖縄を動かしてきたと守屋氏は言う。しかし、氏の試算では年間6000億円を超えるという公共事業等を通じて彼らに配分してきたお金を、これからは基地で苦しんでいる個人に直接手渡すような政策が必要だと守屋氏はいう。
 その一方で、防衛当局のトップを務めた守屋氏は、安全保障面でこの問題を甘くみてはいけないと警鐘を鳴らす。
 沖縄は東アジアからインド洋に至る、今やグローバル経済の中心とも言うべき大経済圏の中心的な位置にあり、周辺には数々の不安定な要素が存在する。そのどこかで紛争が起き、経済活動が影響を受けるようなことがあれば、世界経済が壊滅的な打撃を受けることは必至だ。95年に普天間返還を決定した当時、北朝鮮の核開発を東アジアにおける最大の脅威と考えていたアメリカは、9・11以降沖縄の地政学的重要性の認識を新たにしている。そのアメリカは、グローバルな安全保障のためにいち早く展開できる海兵隊を一定規模で沖縄に配備することが必要だと考えているし、それは、アジア全域が望むことでもあると守屋氏は言う。
 鳩山政権は泣いても笑っても5月末までには、一見解が存在しないかに見えるこの連立方程式の答えを出さなければならない。その難問を解くカギを、守屋氏との議論の中に探してみた。」

2010年4月24日土曜日

プレッシャー


ちゃんとした根拠のないまま、理想的なことをいって、後でできなくて信頼をなくす可能性がある、ということを何度もブログで書きました。他にも同様の忠告はさんざんなされてきました。
今、そのツケとして沖縄の人たちからプレッシャーをかけられています。
今でも、本当に県外に移設できるとお考えなのでしょうか。もし、できればよいのですが、もしできなくて政権を降りるということになれば、首相ご自身のためだけでなく、日本の民主制そのものに汚点を残すことになるのではないでしょうか。
やはり、政権交代はうまくいかないと、人々が考えるようになれば政権交代そのものが否定的に見られてしまいます。
首相と閣僚の意見が違ったりと報道されますが、それが事実なら良いコミュニケーションができるようにしなければならないでしょう。
これらは、首相個人の問題ではなく、日本の政治、民主制への信頼の問題だと思うのです。そのことを是非首相には分かっていただきたい。
5月によい結果が出ることを願っています。

2010年4月23日金曜日

天気


嫌な天気が続きますね。身体も精神も調子が悪いので、今日の個人指導は時間を改めてもらいました。
普天間の問題、首相が5月中というので、出来るのかを見守るわけですが、仮に5月中に出来なくても辞職はしないでもらいたいです。
しかし、世間の眼は厳しくなる一方です。首相の「つい理想的なことを言ってしまう」クセを直さないと、さらに自分を追い込むことになると思います。
支持率が落ちているのもマスコミのせいにばかりはできないでしょう。政府、与党の皆さんもどこが悪かったのかを真摯に反省して改善していって欲しいと思います。

2010年4月22日木曜日

批判


今に始ったことではないですが、民主党、鳩山政権に対する批判が多くて気持ちも落ち込みます。批判があることは覚悟していましたし、民主党自身にも責任はあるのですが、何とか支持率を上げる方法はないものかと考えても、やはり厳しいとう感じがしてしまいます。でも、見限ったわけではありません。サポーターとして何とか役に立ちたいと思っています。害を与えないかぎりにおいて。
個人的にも、色々嫌なこともあって、今日はずっと寝てました。いつか晴れるのでしょうかこの気持ちは。

2010年4月21日水曜日

イメージ


都市中間層が保守化してしまうと、民主党も苦しいでしょう。
彼等が「市民主義的感覚」を持つようになれば民主党に有利でしょうと書きましたが、
中間層の人たちは、自民でも民主でもそれほど損得に関係ない人が多いのではないでしょうか。
彼等は、その時の「雰囲気」とか「空気」とかに敏感に反応すると思います。
わかりやすくいえば、民主党に投票することが「かっこいい」ことか「かっこわるい」ことかが重要なのです。
もちろん、「理念」「政策」「実績」は大事なのですが、中間層を取り込むためには「イメージ」が大事だと思います。
ツイッターがはやればやる、Uストリームが出てきたら放送するだけではなく、中身も大事だと思うのです。
首相自らツイッターをやるのは大変ですし、あまり思い切ったこともいえず、面白みに欠けて見られないこともあるでしょう。
僕はツイッターをやるなら、文章のうまい人を首相の観察者にして「首相観察日記」のようにすれば面白いかなと思います。ときどきスクープのようなもの出てきたりすれば、記者も見るようになるのではないでしょうか。
また動画も民主党内だけで、仲間内で励ましあっているだけなら民主党支持者しか見なくなってしまいます。
第3者的な、皆が信用するジャーナリストが民主党の要人に鋭く迫る、という風にしたら、民主党支持者以外の人にも興味を持たれるのではないでしょうか。

2010年4月20日火曜日

苦境

鳩山内閣の支持率が落ちて、苦しい立場におられると思いますが、そんな首相を支えようという閣僚の雰囲気を感じます。それが、閣外、有権者にもひろがればいいと思います。
しかし、最大の試金石は「普天間問題」でしょう。もし、これを国民に納得できるかたちで解決できれば支持率が上がる可能性はありますが、これだけ5月中と言っておいてできなければ
ダメージは大きいでしょう。何とか5月中の良き決着ができるように見守るしかありません。
都市の中間層が保守化してしまうと民主党は厳しい立場に立たされると思います。中間層に「市民主義的感覚」を持たせるようにすれば、民主党に投票する人も増えると思いますが、それも簡単なことではないと思います。しかし、その様に国民の意識に働きかけることは必要だと思います。

2010年4月19日月曜日

太宰治

去年、「文学特殊研究」の青野聰先生に、小説をたくさん読むように言われたので、少しづつですが有名な作品を読んでいます。
太宰治を読もうと思い、その前にどんな作品があるのか基礎知識を持っておこうと思いました。
そして、以前買って読み終わってない入門書を今日読み終わって。
やはり太宰は読んでみたいと思いました。好き嫌いはあるでしょうが、人を引きつける力は強いものだと感じました。
それから、昔の小説を読んでみて、以前は昔のものは単純なのではないかと思っていましたが、昔から結構実験的な作品もあるのだということを知りました。

2010年4月18日日曜日

サステイナブル

「サステイナブルコミュニティ」川村健一 小門裕幸 という本を読みました。
「サステイナブルコミュニティ」とは「持続可能な共同体」という意味です。
アメリカで既にいくつか実践された都市計画の紹介の本です。
「サステイナブルコミュニティ」の理念を著者がまとめたものが以下のものです。
1.アイデンティティの確立
2.自然との共生
3.自動車利用の削減
4.職住接近
5.オープンスペース
6.非画一的な住宅
7.省エネ、省資源
実際アメリカでは、ビレッジホームズ、シーサイド、ラグーナ・ウェスト、ポートランドなどの実例があります。
更に他の地方公共団体との協同も紹介されています。
これからの日本の都市計画、社会政策にも参考になる示唆にとんだ紹介だと思いました。

2010年4月17日土曜日

動画編集

動画編集ソフトを手に入れ、何時間もかかってインストールして、うまくいきました。
よかったです。

2010年4月16日金曜日

コト

今日の「コミュニケーションデザイン特論」は「モノ」のデザインから「コト」のデザインへ、というもの。
今までは、日本は定量化できる「モノ」のデザインをしてきたが、これからは「コト」のデザイン、定量化できない「コト」をデザインする必要性を教わりました。

2010年4月14日水曜日

公約


なぜ、鳩山政権の支持率がこれだけ低いのか?
何度も考えたいことです。

先ず、理念として「中央集権」「官僚統治」から「地方分権」「市民自治」に変わっていかざるをえないのは、知識人の共通認識であると言っていいと思います。

web上の討論番組から引用。

細川政権時の官房長官、さきがけの武村正義さんの言葉。民主党政権ができる前。


武村: 一日も早く政権を取りたいという思いで頑張っているのは事実でしょう。しかし、現実認識が少し甘いと思っています。財源問題だけでなく、政治主導で作ったマニフェストにも欠陥があるように見え、民主党の言う政治主導とは一体何なのかという思いです。
 私自身、政権交代に期待を持ち続けている一人ではありますが、国民の多くは終わりを迎えた自民党に代わるものとして、民主党に消極的な支持をしているのではないでしょうか。民主党にはあまり調子に乗ってはいけないと言いたいですね

司会: 細川さんと武村さんは個人的な信頼関係があったので、武村さんが官房長官になられました。そこで聞きたいのが、権力というものを手にすると何が変わっていくのかということです。

武村: 私の答えはいい加減ととられるかもしれませんが、権力を握ったとか、権力の重いポストに座ったとかいう実感はほとんどありません。ひょっとすると細川さんもそう思っていたかもしれません。日々詰まっているスケジュールに対応をするのに精一杯でした。
 経験したことのない新しい世界に入るので、そのポストの役目をこなすことにかまけてしまうのですね。これは新しく大臣になった人も同じでしょう。しかし、それで国民の暮らしに大きな責任を持っている大臣を務めているのですから、それもおかしな話ですけどね。

コメンテーター(首都大教授): 日本は国民が成熟していなかったので、天皇の官僚が政治を行うことになっていました。戦後は天皇の官僚はなくなりましたが、国民の未成熟は変わっていないので、国民が議会を操縦する代わりに官僚が議会を操縦する形になっています。これがいわゆる飯尾潤さんが言う議会内閣制ならざる官僚内閣制なわけです。これは明治以降、近代化をする上で最短コースをたどるために設計された合理的な仕組みです。しかし、当然ながら、高度成長でパイが大きくなるにつれて、政官財の鉄のトライアングルができあがっていきました。今はこの従来の成功モデルがうまく回らないことははっきりしています。一つは、財政的に国を大きくできないから。もう一つは、流動的で複雑な社会環境に集権的な決定では対応することができないからです。従って、官僚に任せる政治から自分たちが政治家を選ぶことで内閣を操縦する人を選ぶ政治に変えることが必要になったのです。この必要性に異論を唱える人はいないと思うのですが、この移行のプロセスで既得権益を引きはがされる人たちが出てきます。その最大の被害者は官僚なのです。なぜかと言うと、彼らは官僚内閣制の下で裁量行政を行っていますが、その裁量を手放さなくてはならないからです。また、官僚が掌握していた情報も市民に見せなければならなくなりす。その結果、官僚たちのサボタージュが起こり得るわけです。また、警察・検察が様々な民主党の致命的な情報を握ることで、民主党が彼らに頭が上がらない状況になることも予想されます。
 これは権力が動くときの官僚の習性的な行動です。官僚は政策や理念をめぐって対立するのではなく、基本的に予算と人事が行動の動機づけになります。つまり、民主党が政治主導を実行しようとすると、官僚のサボタージュやコントロールで政権がずたずたにされてしまう恐れがあるということです。

司会: とはいえ、民主党の政治主導に期待する向きもあります。武村さんは実際、政権の中をご存知の身として、政治主導にはどういうリスクがあると思われますか?

武村: 今までの自民党政権より政治の役割を強めるという意味なら、異議はありません。
 しかし、官を否定して政が官に全面的に指図するということは不可能です。あらゆる法律はまず事務的な検討を経なくてはなりません。各省にまたがる事務的な検討を政治がやってもいいですが、ものすごい時間がかかりまし、それ以前に政治家はその能力を持っていません。うまく回すためには官の専門家を活用しなくてはならないでしょう。

コメンテーター: 官僚はプロフェッショナルな集団です。それには誰もかないませんので、放っておけば大きな力を持ってしまいます。他の国では、その牽制の仕組みとして政権交代があるのです。私が民主党に申し上げるとすれば、日本の行政官僚は従来の人事の制度の中で、優秀で各省庁の内部をよく知っている人がたくさん辞めていることです。そういう方々をブレーンとして政権内部に取り込むべきでしょう。その際、彼らに期待されることは、官僚から様々な提案が上がってきたとき、もっともらしい理由はそれとして、官僚がその提案を出す本当の理由は何か、その本当の理由の背後にある利権はどうなっているのかを明らかにさせることです。やはり、官僚を敵にすることは損です。

武村: 官僚が政治にノータッチということはありえません。予算は政府が作りますし、法案も政府と議員が作ります。しかし、議員立法はなかなかできないので、大事な法案はほとんど政府が作っています。予算と法律という最も大事な政治のマターを行政官がやらなくてはないのです。

 4月以降の予算委員会で細川さんが毎日、自民党から個人的な過去のスキャンダルめいた話を根ほり葉ほり聞かれたことがあるでしょう。細川さんは憔悴しきっていました。当の本人にとっては辛い日々だったような気がします。鳩山さんが首相になった場合、過去の「故人」献金問題で突かれると、本人は辛くてしんどい状況になる可能性があると思いますね。

コメンテーター: 私は鳩山さんでも誰であっても、それは事前に覚悟して頂きたいでね。民主党が官僚に籠絡されないとわかったら、官僚は自民党と結託して色々なデータをぶつけてくるに決まっています。自民党もネタ元は官僚ですから。それは当たり前のことだと免疫を作って頂かないと困ります。

武村: マニフェストに関しても、私が懸念しているのは財源問題です。小沢さんの党首時代にぶちあげた暫定税率廃止や戸別所得補償などがマニフェストに集約され、それが大きなアドバルーンになっています。しかし、あまりにも金額が巨大すぎます。それ以前に、この国の財政はすさまじく火の車です。公約を見つめれば見つめるほど財政の面からの実現性に危惧を感じています。まさにバラマキそのものです。頑張って無駄の節約をすれば、1兆円は捻出できると思いますが、本当にあちこちに巨大な無駄があって、10兆円を超える財源が出てくるとはとても考えられません。
 政権を取ったら、国民新党や社民党と政策協議をし直さなくてはなりませんから、そのときを生かして、一度約束した政策を実行するにしても、少し時間をかけるとか段階を踏むとか、堅実に一歩一歩踏み出してもらいたいですね。結果的にマニフェストを修正してでも、着実に新政権のスタートを切って欲しいと思っています。

以上引用(引用が著作権に触れるようでしたらメールでご連絡ください。)

 僕はやはり、最初のマニフェストが大盤振る舞いすぎて現実の財政のひどさを見なかったということに起因している気がします。
 スキャンダルはいつもあることですが、この財政を考えない「大盤振る舞い」の感覚を鳩山首相も強く持っていて、始めは耳あたりがいいのですが、実際になると当然実現できないのですね。
 普天間問題も「県外」といって自らハードルを高くして苦しんでいる。消費税も「上げない」といって、財政は火の車。
 これらのことは、首相に先見性や責任感が欠如しているように周りからは見えます。いつも甘いことを言っても実現できなければ批判されて当然。しまいには本当のことも信じてもらえなくなります。国民に耳の痛いことも、必要であれば言う、そういう責任を持ってやっていってもらいたいです。
 ケネディ大統領も「あなたが国に対して何ができるかを問うて下さい」と言いました。考えてみれば厳しいことを言っているのですが、それだけの覚悟で言えば国民も評価するのです。
 小沢幹事長は、自分の意見をテコでも動かさない人で、それがプラスに働くときもあれば、対立を生むこともあります。しかし、今更幹事長とケンカしたらマイナスイメージが大きくなります。小沢幹事長は空気に流されたような意見には耳を傾けません。みなさんも、「日本改造計画」ではなく「小沢主義」を読んで下さい。幹事長の政治に対する心構えやリーダー観がよくわかります。
 党内の対立はよくないとは思いますが、小沢幹事長にも言いたいこともあります。やはり、現在の都市の無党派層はイメージに流されやすい。それがよくないことでも、票を得るためには知っておいてもらいたいです。ですから、自分の意見を通すにしても「民主党」の「ブランドイメージ」を損なわないという配慮が必要だと思います。自民党時代のように、権力を誇示すれば勝てるわけではないのです。自民党時代と同じ手法でやって、結局勝てなければ意味がないじゃありませんか。ですから、その点も頭に入れて欲しいと思います。
 今の情勢では、選挙で勝つのは難しいでしょう。これは、僕の個人的意見ですが、やはり政権はある程度長くやって評価するべきだと思うのです。自民党政権のようにコロコロ首相が変わっていれば、政策はまた官僚まかせになってしまいます。
 アメリカでも中間選挙で与党が負けることがよくあるようです。ですから今は衆議院で2/3以上の議席があるのですから、過半数を割っても鳩山政権を維持するということを確認してもらいたい。世間は飽きっぽいので、ちょっとケチがつくとすぐ離れて新しいものに眼を向けますが、それでは本当の政権交代とは言い難いのではないでしょうか。
 もちろん首相や閣僚は反省して欲しいですが、また政権がコロコロ変わって、政治がイス取りゲームになって、単なる好奇心の的にすぎないものになるのはもううんざりです。

また、政権に対して意見があるときはblogに書いていきたいと思います。

2010年4月13日火曜日

ライフスタイル

僕は大学院生なのだけれど、主査の先生の学部3年のゼミに出させてもらいました。
前期は「ライフスタイルをデザインする」という興味深いものでしたので出させてもらいました。
人は色々なライフスタイルがあります。どんなライフスタイルがあるのか調べるところから始まります。
「クリエイティブ」「エコ」など。
後期は、地域をデザインするというものです。
これはよくありますよね。
学部の人が10人以上いて、自己紹介しました。夜間部なので社会人も多く、我が校ならではの個性的な人が多くて、いい刺激になりました。
素粒子物理学が得意で家で実験してる子。アメリカで育った子。台湾からの留学生。お父さんが雪を下ろしている時に落ちてけがをした子が二人いました。
最後に先生が色々な本を持ってきて、皆で読みたい本を借りて読んでくるようにということになりました。

2010年4月12日月曜日

ファシズム


僕は、以前からこの日本で一種のファシズムが進行しつつあると思ってました。
それを多くの人に知ってもらいたくて、わざと行動範囲を多くして誰の眼にも明らかにしようと思いました。
現在、多くの人が僕の言っている意味が分かると思います。
僕は先ず味方を作ろうと思いましたが、顕在的味方になろうというような愚直な人はどうやらいないようです。
ですから、当人に苦しみを与えない範囲で、少しづつ潜在的味方を作っていこうと思います。
まあ、誰でもファシズムは恐いですからね。
無理矢理、味方にすることはないですから、
僕のことを無視して下さい。

2010年4月11日日曜日

都市型社会


松下圭一氏の「政治・行政の考え方」を読んだ。
松下氏によれば、日本は1960年代から農村社会から都市型社会に変わった。
明治以来、日本を近代化させるために必要であった中央集権型の行政は変わらなければならなかった。
地域、国、国際機関と多重構造の社会になった。それに合わせて政治行政も変わらなければならない。
その処方箋として著者は「国会オンブズマン制」「市民立法」などを提案する。
なぜ地方分権なのか。なぜ市民が政治に参加すべきなのかが一貫した論理で書かれている。
1998年初版

2010年4月10日土曜日

新党

反民主の受け皿として、新党は都市部では、ある程度の支持を得られるのではないでしょうか。
民主党は初めての政権で試行錯誤の状態で、あたふたした感じを国民に与えていると思います。
僕はそれは、政権交代という大きな利益のコストだと思って任期までは鳩山政権を続けた方がいいと思っていますが、国民の中にはそれが我慢できず新しいもの求める人も少なくないようです。
一度政権にケチがつくと、無党派層はソッポをむくし、支持者でも大きな声で民主党を支持すると言うのをはばかるところがあります。
「今、鳩山政権を支持するというとバカにされるのではないか?」と心配しておとなしくなってしまう人もいるでしょう。
僕は繰り返す通り、鳩山政権を支持しますが、理由は「リベラル」な理念が自分の価値観と共通するから。そして政権交代があることが日本の民主制にとっていいことだと思うからです。
しかし、初心者ならではの失敗も多い、いい面もあるけど悪い面の方が強調されてくる。
ですから民主党や鳩山首相は危機感を持って、いい面をもっとアピールして、失敗から学んで信頼を取り戻して欲しいと思います。

2010年4月9日金曜日

民主党


民主党政権の印象について。
小沢幹事長の「日本改造計画」や「小沢主義」を読むと、小沢幹事長は会社でいえば「営業」スタイルだと思いました。
鳩山首相などは「広告」スタイル。
僕はどちらも大事だと思うんですね。
両者がケンカしているのは損だと思います。
「営業」と「広告」が相乗効果をあげるように工夫するのがいいのではないかと思います。

2010年4月8日木曜日

2010年4月4日日曜日

2010年4月3日土曜日

内閣支持率

鳩山内閣の支持率が低下しています。
僕なりに理由を考えてみました。

1、鳩山首相の言動の不一致。=甘い事をリスクやコストを考えず発言してしまい、実現できないこと。

2、小沢幹事長に対する逆ベクトルの二つの批判。=自民党からは地方の組織票を全部持っていかれる恐怖からの攻撃。民主を勝たせないめの批判。民主党内からは、都市の浮動票、無党派層に対するイメージダウンを危惧しての、民主を勝たせるための批判。

3、アピール下手。=事務次官会議の廃止、官僚答弁の廃止、記者会見の開放、アフガン給油活動の停止、機密文書の発見、その他自民党が50年たってもできなかった、いい事もいっぱいやっているのに、次のもっと難しい問題に取りかかっていると、いつも責められている印象を与える。

4、財政と景気のジレンマ。=この問題はパブル崩壊以降、どの内閣も解決できないでいた。実際理想をいくら語っても、職がない。そうすれば支持率が下がる。職がないことの理由の一つにはグローバリゼーションの影響も大きい。簡単に解決できる問題ではない。

これらの問題に対するときのキーワードは「試行錯誤」

2010年4月2日金曜日

3月29日
新しいバッグを買いました。
4月2、3、4と自宅です。