2021年3月31日水曜日

新宿BLAZE シンデレラ革命 Vol.5 島村嬉唄ちゃん出演


 今日は新宿BLAZEで行われた「シンデレラ革命 Vol.5」にいってきました。18:30からモノクローン、きゅるりんってしてみて、シンデレラ宣言、出演のライブでした。僕のお目当てはきゅるりんってしてみての島村嬉唄(しまむら・うた)ちゃんです。シンデレラ宣言が5人体制最後のライブということで、きゅるしてはゲストという感じでした。歌舞伎町の真ん中にある、建物の地下できれいな感じの中ぐらいの規模のライブハウスでした。僕は、ステージに向かって左側の通路側の4列目でしたが、周りが女の子が多かったり、客席にライトが強くあたっていたりしてかなり目立っているなと感じました。嬉唄ちゃんにまた気づかれるだろうなと思いました。モノクローンが次のきゅるしての都合で時間が余ったので、もう一曲やるというハプニングもありました。きゅるしてのライブは、いつもの曲「〜なんばーわん」「アイドル」MC「コーヒーゲーム」「メリーゴーランド」MC「未来の足跡」という感じだったと思います。MCではリーダーの環やね(たまき・やね)ちゃんが司会をして、みんな今日は髪にこだわっているといって、兎遊たお(うゆ・たお)ちゃんが近くのドンキで髪飾りを買ってきたといいました。やねちゃんとチバゆなちゃんは近くのマルイアネックスで買ってタクシーに乗ったら、運転手が恐かったといっていました。クラクションすぐ鳴らす感じで。そして、きゅるしての豆知識のコーナーとして、チバゆなちゃんの靴下がドラえもんだったことを逃げ水あむちゃんがいって、チバゆなちゃんが、トウモロコシの粒は必ず複数だといっていました。ちなみに嬉唄ちゃんの髪型はツインテールでした。そして、きゅるしてが終わって、シンデレラ宣言がでてきてカッコよかったです。会場も盛り上がっていました。そして、全グループがでてきてステージ上でお客さんをバックに記念撮影をしました。その後、客は全員外に出され、イスを片付けてもう一度入りました。外は広いスペースがありましたが、まだ夜は寒かったです。グループごとに客を列に並ばせ、会場に入っていきました。僕はきゅるしてのチェキ券を一枚買いました。嬉唄ちゃん列に並んで、前は女の子と珍しくスーツのおじさんが2人いました。僕も含め、ハロプロ時代からのファンも居るためか、嬉唄ちゃんのファンは年齢層高めと思いました。僕の番になって「あ〜」といってポーズをきかれ、両手であごを支えるポーズをお願いしました。「もしかして皆勤賞じゃない?」「こられる日はきてます」「また見えてましたよ」「女の子が多いから目立つでしょ?」「うん。サイリウム振らないんだね」「持ってないので」「そうなんだ」「あの…インスタライブやったでしょ」「うん」「見れなかった」「寝てた?」「うん。夜型?」「そうなの。ごめんね。今度はもっと早くやるね」「ありがとう」「いつも、ありがとう。またね」という感じでした。夜の歌舞伎町を客引きを禁止するアナウンスが流れる中、客引きを避けつつ、ちょっと寒い中駅に向かいました。

2021年3月28日日曜日

新木場 USEN STUDIO COAST 「アイドル甲子園」 島村嬉唄ちゃん出演

 


今日は、新木場のUSEN STUDIO COASTに「アイドル甲子園」を見にいきました。「きゅるりんってしてみて」の島村嬉唄(しまむら・うた)ちゃんがお目当てです。新木場駅前の桜がきれいに咲いていました。曇っていて後に雨になりましたが。海沿いを歩いていって大きなスタジオと野外ステージとで何十組ものアイドルが朝から夜までパフォーマンスを繰り広げるものです。「きゅるして」は19:20からスタジオでした。早めに着いて、ドリンク代が普通600円のところ500円でした。いつもはミネラルウォーターを頼むのですが、お腹が空いていたので久々にジンジャエールを飲みました。客層は若い男の人が多くて、ストリート系の感じの人が多かったようです。きゅるしての前にやってるグループも見ましたが、かなり盛り上がっていました。きゅるしてはまだ新しいグループなので初めての人も多く、最初はあまり盛り上がっていませんでしたが、段々のってくる人たちも増えてきました。MCで今日のきゅるしての秘密として、歌の間に自由に動くところがあるといっていました。いつもの持ち歌をやって、いつもの様にグダグダのMCをやって、終わりました。そして、薄暗いバーのある広いロビーでチェキ会です。しばらく待って、僕の横をメンバーが通り過ぎていきました。手を振ってる人もいるので僕も手を振っていると、メンバーも反応してくれたような…。今日はきゅるしてのファンは少なく、全体チェキは1人、で嬉唄ちゃん列は僕は3番目ぐらいでした。僕の前と後ろの人がおそらくハロプロのファンで、前の人は太っていて普通の黄色いポロシャツを着て、後ろの人はいわゆるヲタTを着ていて、二人でハロプロのことをしゃべっていました。そして前の人がどうぞと順番を譲ってくれて、傘があったので「傘ちがいますか」ときいてくれました。「いえ、違います」と答えましたが、ハロヲタは優しいなとホッとしました。僕の番がきて、今日は考えたこといおうと思っていました。嬉唄ちゃんが「あ〜。どんなポーズ?」ときてくれて「なんばーわん」と人差し指を立てるポーズをお願いしました。そして、嬉唄ちゃんが話そうとしたところを僕がしゃべって「嬉唄ちゃん、インスタでダイエットしてるっていってたけど、今でもやってる?」苦笑いして「う〜ん今はあんまり…」「僕もダイエットしてて、1年間で25kg減ったの」「え〜すご〜い。コツは?」「炭水化物を抜く!」「ご飯とか食べないの?」「うん」「夜だけ?」「え〜と、そう」「あやかりたい。じゃあ昔はぽっこりしてたの?」「うん。普通の洋服が着れなかった。そう見える?」「いや、どちらかといえば痩せてるように見えた」という感じで時間がきて「じゃあね」「ありがとう」「ありがとう」と別れました。こういう場面では結構、内容よりどんどんしゃべったほうが反応しやすいのかと思いました。少し寒い中、ジャケットの前をしめて駅まで帰りました。もう夜でした。幸い歩いているときは雨の間で、雨に濡れずに帰れました。

2021年3月25日木曜日

2021年3月24日水曜日

渋谷O-EAST 「INNOCENCE」 島村嬉唄ちゃん出演


 渋谷のO-EASTに「INNOCENCE」というイベントを見にいきました。「きゅるりんってしみて」の島村嬉唄(しまむら・うた)ちゃん目当てです。平日なので遅くから始まり、「きゅるして」は20:05からの予定でした。5分くらい遅れてました。MCで今日やねちゃんがスカート忘れて渋谷で買って自分で切った話や、きゅるしてはみんな衣装を自分で手洗いしている話などをしました。もう一組終わって終了してからお向かいのビルの2階でチェキ会でした。意外ときゅるしてのファンは少なく僕は嬉唄ちゃんの列2番目でした。きゅるは女の子のファンが多かったです。前の女の子は嬉唄ちゃんのソロショットを3枚も撮っていました。すぐ隣でやねちゃんも3枚ソロを撮っていました。僕の番になって、「またよろしくお願いします」といって、ポーズは親指を上げて「グー」といって、一緒にやってくれました。何を話そうかずっと考えていて「昨日あむちゃんのインスタライブを見てたら、あむちゃんがお客さんのこと気になって履歴書持ってきて、といってたけど、嬉唄ちゃんもお客さんのこと気になる?」「えーめっちゃ気になる」「僕がどんな人かって気になる?」「え?」「僕がどんな人かって気になる?」「うん。気になる。仕事何してるかとか」「今仕事はしてないんだけど」「えー」「デザイナーを目指しているの」目を丸くして「え〜すごい、何のデザイナー?」「WEBのデザイナー」「すご〜い」「今度学校いくの」「夢?」「そう、夢」というところでスタッフから「時間で〜す」。「ありがとう」「どうもありがとう」という感じでした。今日は、考えたことをいったという感じで、スラスラといえて、嬉唄ちゃんも子どものように素直に喜んでくれて、嬉しかったです。ハイな状態だったので、いったこと忘れちゃってるかもしれないけれど、それでもいいのかな。嫌われたくないっていうのは、「とても好かれたい」ということと表裏一体なのかもしれないと思ったりします。あまり求めすぎず、これくらい軽い方が楽なのかもしれません。まだこの後もあるのだから。まだ、少し寒いので、この前買ったコートを着て夜の渋谷道玄坂を帰っていきました。

2021年3月21日日曜日

2021年3月20日土曜日

下北沢シャングリラ ALL ONE-IDOL×MC- 島村嬉唄ちゃん出演

 


今日は下北沢シャングリラでやる「ALL ONE-IDOL×MC-」というイベントにいってきました。お目当ては、「きゅるりんってしみて」の島村嬉唄(しまむら・うた)ちゃんです。夕方の下北沢、ゴチャゴチャしたけどオシャレな街でもあって、オシャレな若者とかで人がごった返していました。会場からアイドルのコスチュームを着た子たちがでてきたり、フランクな感じがありました。「きゅるして」は18:10からの予定でしたが、30分位予定より遅れていました。ライブは「きゅるして」が最後のグループで、人気出てきたのかなと思いました。いつもの曲をやって、いつもの様にMCはグダグダでした。その後「桃色革命」と「きゅるして」のトークコーナーがあって、「桃色革命」の子が嬉唄さんのことが昔から好きで、でもグレーゾーンでいえないこともあるので、後で、といって嬉唄ちゃんは恐縮していました。そしてチェキのコーナーです。物販列は長くて、それぞれのメンバーの列はそれほど長くはないのですが、一人ひとりが長いので結構待ちました。並んでいる横をメンバーが通っていきました。個別チェキになって、隣の赤色担当の「逃げ水あむ」ちゃんは脚が悪いのかイスに座ってチェキ会をしていました。嬉唄ちゃんの列、いよいよ僕の番です。下北沢のこととか、今日桜が咲いたのを見た話とか、今日トリを努めてすごいねとか、同じプロデューサーで新しいグループができるらしい話とかをしようかと思いとりあえずいきました。「あ〜」といつもの様に手を振ってくれて、今日は客と近い会場だったからか、なんとなく距離が近く感じました。嬉唄ちゃんの顔もはっきり見えました。今まで文字通り「偶像」として見ていたのが、今日は人間として見られたという感じです。向こうもリラックスしてしゃべろうとしている感じがしました。「なんか、撮りたいのとかありますか?」「ピースで」といってピースしてもらって撮りました。「すごい人気ですね」「え」「トリをとったり…プレゼントも沢山…」「まあ、今日はね、なんか…このところ毎週来てない?大丈夫?無理しないでね」「かってにきてるだけですから」というと苦笑していました。「下北沢きたことある?初めて?」「うん初めて。今日は集合が遅くて5時だったんで、やねちゃんと…あの紫色の子、あそこら辺で食事してきたの」「下北沢どうでした?」「あんまりブラつく時間なかったんだけど、なんか人がゴチャゴチャしていて…あんまり…」と顔をしかめました。「うちから近いんで。30分」「30分て近いのかな?」と笑いました。「吉祥寺なんで」「吉祥寺名前は知ってるけどどうやっていくの」「渋谷から電車で一本」「なんかオシャレなイメージがあるけど」「有名な街だよ…今日桜が咲いていた」「見たの?」「うん。見た。桜、見た?」「見てない」。今日は表情豊かな嬉唄ちゃんという感じでした。今までで一番長くしゃべったのではないでしょうか。あと話すことが尽きてきて、写真を見て「ありがとう」「ありがとうね」と笑顔。という感じで終わりました。今日の嬉唄ちゃんはアイドルとして社交的に振る舞うのではなく、普通に人間的に対応しようという感じがしました。こっちはどうかという反省点も感じました。

2021年3月14日日曜日

渋谷duo MUSIC EXCHANGE IDORISE FESTIVAL 2021 島村嬉唄ちゃん出演


 今日は、渋谷のduo MUSIC EXCHANGEまで「IDORISE FESTIVAL 2021」というイベントにいってきました。僕のお目当ては「きゅるりんってしみて」の島村嬉唄(しまむら・うた)ちゃんです。新しく買った靴を履いて、持っていたジャケットを久々に着て、緊張していきました。今日は昼からでした。11:30開場、12:15開演でした。イベントも3組だけだったので気分は楽な感じもありました。35番目という整理番号だったので、早めに入れました。そして最前列のステージに向かって左側に座りました。会場は広めに余裕がとってあるのですが、人数はそんなに多くなく、ゆっくり見られました。始まる前にアナウンスが流れ注意事項がいわれました。そのあともう一度アナウンスが流れ、これは嬉唄ちゃんだなと思っていたらやはり「以上きゅるりんってしみての島村嬉唄でした」といい、拍手が起こりました。そしてライブ。「〜なんばーわん!」からはじまりました。MCで今日はホワイトデーでめでたいという話になって、嬉唄ちゃんがバレンタインデーに配り忘れた、自作のクッキーを配った話になりました。リーダーの環やね(たまき・やね)ちゃんが髪型を大胆に変えてイメージが大分変わっていました。ライブでは、一番前の席だったので嬉唄ちゃんと目が合うかなと思って見てましたが、合わなかったようでした。終わってホールの後ろに下がってスマホをいじっていると「きゅるして」のメンバーがその前を小走りに通り抜けていきました。客が「お疲れ様です」というと「お疲れ様〜」と返してきたと笑っていました。この辺の距離の近さがよいところです。他2組のアイドルも見ましたが、やはりプロ根性がすわっているなと感じました。顔の美人さでは「きゅるして」は上かもしれないけれどパフォーマンスでは、まだ「きゅるして」はかなわないと感じました。そして特典会の券は外で売っていて、チェキは中でイスをはけて撮るというものでした。僕は何を話そうかと悩みました。「アナウンスすぐ気づいたよ」「髪型かわいいね」「朝早くて大変だった?」など考えましたが、いくつか話題を用意しておいてその場の流れで話すのがいいと思いました。列の後ろの方に並ぶことになりました。他のアイドルは直ぐに列が終わりましたが、「きゅるして」の列は長かったです。「きゅるして」のライブの終わりにも、女の子たちが「かわい〜」とささやいていて、きゅるしては、マイナーアイドルとしては人気が高いと思いました。チェキ券を買って、嬉唄ちゃんの列に並んでいました。前の人の話が長く感じられました。こんなに話せるかなと心配になるのですが、人と比べないことも大事なことだと最近は自分にいいきかせていますので気にしないように心がけました。僕の番になって「一週間ぶりです」といって並んで、嬉唄ちゃんから「どんなポーズとかあります?」といわれ「手を振って」といって振ってくれました。嬉唄ちゃんの方から「見えてましたよ」「え、見えてた!!」「前のこっちの方」と指を差してくれました。嬉しくなって「一番前だったから…」といって「終わってからも、後ろでメンバーが目の前を通ったのでびっくりした」といいましたが、これ以上話は膨らまないなと思い、話を変え「髪型珍しいね」なんていうのかポニーテールを斜めで結んだ髪型だったので。「そう。髪型には凝っているの」「かわいい」といったらスタッフさんに「嬉唄ちゃん時間です」といわれ、嬉唄ちゃんに「ありがとう。また来てね」といわれ、僕も手を振って応えました。まあ、とにかく僕を認識していてくれて嬉しかったです。今日は、気温は高かったですが風が強く冷たかったです。帰りの電車の中で、Twitterを見たら東京に桜が咲いたそうです。

2021年3月13日土曜日

「全世界最速 シン・エヴァ・レビュー生放送!さようなら、ぼくたちのエヴァンゲリオン。」東浩紀ほか

 


今日はシラスという動画メディアで、批評家東浩紀(あずま・ひろき)さんと漫画家大井昌和さん、評論家さやわかさんの「全世界最速 シン・エヴァ・レビュー生放送!さようなら、ぼくたちのエヴァンゲリオン。」をアーカイブで見ました。昼間雨の中雷が鳴る中、全編6時間延長戦45分を見ました。東さんはずっとゲンロンという会社でネット放送をやっているのですが、久々に東さんの動画を見ました。東さんを最初に知ったのは、エヴァンゲリオンの本で確か彼が東大の院生だった頃かそのへんで書かれた「庵野秀明はいかにして80年代アニメを終わらせたのか」とかいう論文を読んだときでした。他の人がストーリーや設定に関して分析しているのに対して、その制作背景を詳しくアニメの歴史から解きほぐした論文に感心したものです。頭のいい人だなと思いました。

今回の対談は、3人とも「シン・エヴァ」は絶賛していました。内容はストーリーや設定の分析も多かったです。僕は、エヴァンゲリオンに関しては、ストーリーや設定には疎いので、もっと社会、心理的分析が聞きたかったという思いはあります。それは社会学者にやってもらいたいといわれていましたが、東さんから、少し時代的な話や批評がでてきました。若い人が、旧劇場版の方が良いというのはよく分かる。しかし25年経って完結させたことがとてもすごいことだといっていました。庵野は観客を信じた。そこに力をもらった。自分はおたくであることを誇りに思った、といっていました。

2021年3月9日火曜日

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」

 


今日、16:20〜吉祥寺オデヲンで「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を見てきました。

僕の苦悩にあった長い時代に、ずっと共振し続けた作品の完結版です。

僕はTV時代の「エヴァンゲリオン」ブームの途中あたりから再放送でハマったものです。

ずっと思ってきたのは、「エヴァンゲリオン」は、描写のリアルさは凄いものですが、その本質は心理劇であり、ストーリーや設定は後づけであって本質ではないということです。この作品でも、そのことは同じでした。むしろ証明されたといってもいいでしょう。

総監督の庵野秀明氏は「碇シンジは昔の庵野さんですか」ときかれ「いいえ、今の私です」と答えました。この作品に、流れる共通の主題は「いかにして大人になるか」ということだと以前ブログに書いたことがあると思います。このテーマは、僕自身も今現在も悩んでいるテーマでもあります。そして、「おたく」と呼ばれてきた人々にとっても共通するテーマではないでしょうか。

社会学者の宮台真司氏によると、かつて「おたく」と「新人類」は、未分化だったそうです。それが、コミュニケーションスキルの上下によって「新人類」と「おたく」に分化していったといいます。庵野氏自身は、明らかに「おたく」です。しかし、アスカやミサトを見ると「新人類」的素養もあると思われます。少なくとも「新人類」的コミュニケーション上手に憧れはあると思います。庵野氏の「おたく第一世代」は、「おたく差別」をされた時代でもありました。その二つの人格類型に引き裂かれた心理が、この作品を生む原動力になったとも思います。これはそうとうキツイ精神状態だったと容易に想像ができます。庵野氏自身が、自分が作品を作ったときは精神的に病んでいたことを言明しています。しかし、だからこそこれだけ多くの人を惹きつけたのだとも思います。僕自身も「大人になるべき」と「大人になりたくない」という二つの力に引き裂かれた状態でしたし、今も進行形です。多くの「おたく」の人たちも似た状態にあるのではないでしょうか。その問題に真摯に向き合ったのがこの作品だともいえます。そして、作者自身自問自答を繰り返してきました。初めはTVシリーズの最終回。それまでのストーリーや設定をかなぐり捨てて、主人公シンジの自問自答の心理劇に入ります。そこで得られた結論は「ものの見方で全ては変わる」と主人公が気づき「全ての母にさようなら。全ての父にありがとう」というものでした。これは心理療法でいうと「認知療法」に近いものだと思われます。しかし、それでは解決しなかった。その直後庵野氏は、完結編として最初の劇場版「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」を作ります。この映画はとても病んでいて、最後にシンジがアスカの首を絞め「キモチワルイ」といわれて終わります。ユング心理学者の河合隼雄氏は、日本人には今父殺しではなく母殺しが必要だといいました。その意味でもこの映画はユング的とも見えます。僕はこの映画は、この心理劇の最後にふさわしくこれ以上作品を作らないで欲しいと思っていました。しかし、庵野氏の病はそれでも癒えず「新劇場版」でもう一度「エヴァンゲリオン」を作り直します。最初の方はTV版のリメイクという感じでしたが、段々内容が変わってきました。そして、今回の完結編、様相は一変します。この作品は「いかにして大人になるか」という問いについに答えたともいえる内容です。なぜ、それができたのか。僕は、漫画家安野モヨコさんとの結婚も大きく作用したのではないかと思っています。どちらかといえば「新人類」側に属するモヨコさんと、おたく中のおたく庵野氏の結婚は驚きましたが、変化を与えたのではないかとも思います。

今回の作品は、派手な戦闘シーンで始まりますが、途中で様相が変わります。牧歌的な農村の風景、生活、労働、が描かれます。また、戦闘シーンに戻ると、後は完全な心理劇に入ります。庵野氏の答えは何だったんでしょう。牧歌的な農村、生活、労働、温かい人間関係が人を成長させる。それは、あまりにも楽観的な答えではありますが、一つの真実でもあると思います。そんな中でもアスカの心に突き刺さる言葉が飛び交います。「ガキに必要なのは恋人ではなく母親よ」「生きたくもない死にたくもないからダダをこねてるだけね」これは、僕たちにも突き刺さりますが、庵野氏が観客に投げかけていると同時に、自分自身にも投げかけていると思われます。そして心理劇。今までの作品は、自責的な心理劇が多かったように思いますが、今回の心理劇は少し雰囲気が違いました。今までのは「これじゃダメだ」「いや、これもダメだ」と自分を追い詰めていくような感じでした。しかし、今回のは、答えがあってそこへ向かって進んでいくような感じでした。父親との対決は力対力ではなく、対話だというのは考えさせられました。そして父自身が孤独を愛する理由を、他者が怖いからだと洞察します。ちなみに親に捨てられた子は、愛情を求めるシンジになるか、愛情を拒絶するアスカになるかだと思います。そして、またルソーやジョブズのように自分で子を持つのを怖がる傾向もあると感じていました。それまでニヒルだったゲンドウ自身の自己洞察にも踏み込むのは、すごいと思いました。そして、アスカが旧劇場版のように最後までシンジの愛を拒絶するのではなく、愛されたい欲求を素直に認め、シンジへの愛も認めるのは、今までの庵野氏にはない、素直さでありある種のさわやかさを感じました。でも、結局結ばれないのは少し残念ではありますが、もっと深い部分でつながっているとも感じさせられました。そして、父とも対決し、最愛のアスカとも正面から向き合ったシンジ。最後に「大人」になって終わります。

今までのウジウジしたシンジから大人になったシンジ。ある種「エヴァンゲリオン」らしくない雰囲気の最後でした。そう、だから「さようなら全てのエヴァンゲリオン」なのでしょう。

「大人にならなきゃならない。でもなれない」物語が、最後の最後に「大人」になって終わる。

庵野氏自身が「大人」になったのでしょう。セリフにもあったように、少し寂しさもありますが。人が「大人」になるということは、世界が滅亡するくらい凄いことなんだともいえるかもしれません。



「エヴァンゲリオン」に関する記事はこちらにまとめてあります。


2021年3月8日月曜日

「あの頃。」

 


3月7日、日曜日、10:20から吉祥寺オデヲンで、映画「あの頃。」を見てきました。日曜のわりにはお客さんは数人しか入っていなかったです。

アイドル集団、ハロー!プロジェクトのファン、いわゆるハロヲタの青春を描いたものです。ハロプロの昔のポスターや映像が実名で登場します。イケてないミュージシャン志望の男とその仲間の物語です。

僕もだいぶ遠ざかってしまいましたが、ハロヲタなので共感できる部分も多々ありました。

しかし、僕の場合行動はほとんど一人だったので、仲間はいませんでした。せいぜいハロヲタのYouTuberの動画を見て仲間意識を持った程度です。また、イベントを開けるほどアクティブでもなかったので、その辺はあまり共感できませんでした。

主人公はその後ベーシストとしてプロになるので、ちょっとカッコよすぎだと思いました。ハロヲタは、ダサいのがいいろころなんだから、その辺をもうちょっと強調してほしかったです。

アイドルに憧れる淡い恋心ももっと描いてほしかったです。それから仲間が病気になる話はハロプロとは関係ないので、ハロヲタとしては感情移入しにくかったです。

しかし、全体的にいってリアルに作ろうという意欲は感じられて、ハロヲタとしては嬉しい限りです。こんな人達が映画の主人公になるなんて。しかも、結構よくできた映画です。ヲタクとしてはいいたいことはいろいろあるでしょうが、泣きました。頑張って作ってくれてありがとうという感じの感想です。

2021年3月7日日曜日

横浜1000クラブ THIS is OUR HOME 島村嬉唄ちゃん出演


 今日は、10:20〜吉祥寺オデヲンで、ハロー!プロジェクトファンの青春を描いた映画「あの頃。」を見てきました。

そして、午後から横浜までいってサウザンドクラブで「THIS is OUR HOME」というアイドルイベントにいってきました。僕のお目当ての島村嬉唄(しまむら・うた)ちゃんが属する「きゅるりんってしみて」は、最後から2番目の出演でした。前にもいった会場だったので慣れたものです。17:40〜18:05までライブで、ライブが全組終了してから18:50〜チェキ会でした。ライブの感想は、他のグループもちょっと見たのですが、名前も知らなかったグループですがプロ根性があるなと思いました。それに比べると「きゅるして」は少し素人臭さが残っている感じはしました。そこが良さでもあるのですが。終わって、特典会に少し時間がかかりました。どこでやるのか分からないまま会場で待っていると列ができていて、近くの人に「きゅるして」の券はどこで売ってるのですか、ときいて、そこと指さされました。後ろの方に並んで券を買って、嬉唄ちゃんの列も後ろの方でした。今日はメンバーはマスクをしていませんでした。僕の番がきて、「あ〜」といってくれて、ポーズをきかれて、「三連勤」だからこうして、と指を三つ立ててもらいました。嬉唄ちゃんが「皆勤賞だね」といってくれました。僕が「どうですか、三連勤は?」ときくと、「う〜ん。けっこう大変かも…」と。「見にくる方も大変で、家から1時間半かけてきました」「三重?」「「いえ」から、1時間半かけてきた」「どうもすみません」「横浜の方、あんまりこないから…」「あ、そうか東京だもんね。こっちは神奈川だから近いけど…」なんか横浜に関する話をしようと「え〜と、赤レンガ倉庫いったことある?」いったことある。といおうと思ったのが疑問形になってしまって「あるよ」「いいところだよね」と当たり障りのないこといってしまいました。「うん。私も好き。あ、できたみたい、じゃあまたね。ありがとう〜」「ありがとう、また…」という感じで終わりました。緊張はあまりしなかったのは良かったけれど、帰りに、自分は面白い話ができないな、とちょっと悩んでしまいました。でも、自分を責めるのはやめようと思ったりして、もやもやしていました。他の人が楽しそうにしゃべっているのを見ると劣等感を感じてしまう。特に女の子が相手だと、きゃーきゃー盛り上がって、嬉唄ちゃんも普通に笑って和気あいあいとしています。それを見ると自分と比べてしまいます。でも、こういう会で盛り上がらなくても、口下手でも、嬉唄ちゃんの気持ちを分かってあげたりすれば好感を持たれることもあるかな、とか思いました。もやもやして帰って、自分の部屋へいくと、「あの頃。」のパンフレットがありました。映画の中で主人公が、憧れの松浦亜弥との握手会で緊張して「あの〜、いつも応援しています。頑張ってください」としかいえなかった、というシーンがありました。まさにこれです。映画でも他の人が和気あいあいと話しているシーンがあって自己嫌悪に陥るという風にすればもっとリアルだったのにとか思いました。

2021年3月6日土曜日

チバゆな生誕祭やるって 渋谷O-WEST 島村嬉唄ちゃん出演

 


昨日、ライブイベント後のチェキ会で、僕の大好きなアイドル島村嬉唄(しまむら・うた)ちゃんが、先週撮った嬉唄ちゃんの着物の写真どうやって送ればいいかときいたところ、Twitterでタグ付けしてくれれば見にいくとのことでした。そこで、早速帰ってからやり方を調べてTwitterに11枚も写真を嬉唄ちゃんにタグ付けしてツイートしました。これでいいのかな?なんか反応あるのかな?と不安になっていました。すると、今朝「島村嬉唄さんがいいねをしました」ときて驚きました。見ようとしてみると自分の上げた写真が見られなかったり、いいねのマークに何も付いてなかったりして、また不安になりました。今日のライブ中にTwitterを見たら、他の人もリツイートしてくれていて、いいねマークも付いていました。嬉しかったです。

今日は、17:00〜「チバゆな生誕祭やるって(本当なの〜)」出演、きゅるりんってしみて、クマリデパートの2組、渋谷TSUTAYA O-WESTにいってきました。会場の前はちょっと暗くなりかけの中、人がたくさんいました。コンビニの前に集まっていて、コンビニの入り口は開けていましたが、前で住所と電話番号を書かされて、物販もやっていたのでチェキ券を1枚買いました。風船やお花で、きゅしてメンバーのチバゆなちゃんの誕生日を祝っていました。時間がきて中に入ると、まあまあ広いホールでした。僕は110番台だったので真ん中辺でした。前の2列だけ席がありました。始まると、クマリデパートの子たちが曲を披露しました。慣れたもので、いかにもアイドルって曲を何曲か歌いました。さすがだなと思いました。メンバーが全員明るく元気よくアイドルらしいアイドルでした。途中で何度かチバゆなちゃんおめでとうとと触れて、終わってはけていきました。そして、ちょっとしてきゅるしての登場でした。「メリーゴーランド」から始まって何曲かやってMCでチバゆなちゃんに触れて、チバゆなちゃんのソロ曲があり、おめでとうのサプライズ、プレゼントがあました。ファンの人からのプレゼントを皆に見せると皆しゃがんで後ろの人にも見せようとする姿勢がありました。最後にデビュー曲を歌って終わりました。MCはいつものようにグダグダでしたが、なぜかホッとしました。そして、準備に時間かかって、特典会です。会場でやったのですが、人が多くてクマリデパートの方もあり、ごった返していました。僕は嬉唄ちゃんの5番目ぐらいに並びました。きゅるしてはステージ上でやったのですが、一度登場して挨拶して、戻ってまたきました。その時は皆メンバーがマスクをしていました。これからはマスクしてやるのかなと思い、その前に撮ったことがあってよかったと思いました。今日は、Twitterのことをはなそう、そしてせっかくなのでチバゆなちゃんのことも話そうと思いました。ステージ上がる時に、つまづいて転びそうになった人がいました。皆、緊張するんだなと思いました。グループチェキが結構長くて、やっと個別チェキになりました。前の人達を見てると、結構長く話しているなとドキドキしました。いよいよ僕の番がきて、嬉唄ちゃんはいつものように「あ〜」と笑顔で手を振ってくれました。「何かポーズありますか?」ときかれ、両手をグーにして顎の下に置く仕草をしてやってもらいました。僕も真似して同じポーズをやりました。段々回数を重ねるうちにポーズをお願いするのも緊張が薄らいできたようです。こっちがいう前に、「写真タグ付けしてくれて…」「はい、上げました」「見たら、顔と名前直ぐに一致して…ズラ〜っと出てきて、随分撮ってくれたんですね」「うん。今朝、嬉唄ちゃんからいいねがきてびっくりした。さっき見たら、他の人もリツイートしてくれて」「そう、きゅるしてのファンの方は、お互いにリツイートとかしてくれるの」そして話題を変えて「いつも嬉唄ちゃんとしかしゃべらないけど、チバゆなちゃんってどんな子?」「ん?」「チバゆなちゃんってどんな子?」「あ、いこうか迷っているの?」「うん」「う〜ん。ムードメーカー」「明るい子」「うん、いくかどうか決めるのは自分だけど…」と僕がチバゆなちゃんのチェキにいこうか迷っていると思っているらしい。まあいいか、とそのまま話を続けて、スタッフに「時間です」といわれ、意外に長く話せたなと自分で思いました。良かったです。最後に「ありがとう。またきてね〜」といわれ手を振られ、僕も手を振りかえしました。特に緊張もせず、向こうも僕のことを知っていてくれて慣れてきて気楽に話せました。まだ、会場は人がごった返していました。帰ろうと、一度外に出て階段を降りてコンビニ前にいくと、柵があって物販をしていて外に出られませんでした。そこで、一度出口に戻って階段左側をいくと出られました。「再入場はできませんので」といわれました。夜の渋谷を歩いて駅までいきました。気分そんなに良くはなかったけれど、やはり嬉唄ちゃんと話せたら気分は上がってきました。

2021年3月5日金曜日

MARQUEE祭 Vol.91 渋谷O-EAST 島村嬉唄ちゃん出演

 


今日は、午後から渋谷O-EASTでMARQUEE祭 Vol.91というアイドルイベントにいってきました。僕の大好きな島村嬉唄(しまむら・うた)ちゃんが出演しました。嬉唄ちゃんのグループ、「きゅるりんってしみて」は15:05からでした。30分ぐらい前について、もう他のグループが始まっていたので、入り口には誰も他のお客さんはいませんでした。以前もいった会場ですが、広い会場で入ると結構お客さんが埋まっていて他のアイドルグループが歌っていました。後ろの席に座って、いよいよ「きゅるして」の番がきました。いつものデビュー曲を歌って、MCでした。MCでは、リーダーの環やね(たまき・やね)ちゃんが「うちら、MCでしゃべることあまりないんだよね」といっていました。若い女の子は、特に意味のあることしゃべらなくても、その場の雰囲気さえよければいいのかなとも思いました。残りの歌を歌って「きゅるして」のライブは終わりました。特典会は隣のビルだそうです。次のアイドルも少し見て、スタッフに「再入場できませんよ」といわれましたが、早めに出て隣のビルを探しました。天気は曇りで今にも雨が落ちてきそうな感じで、気分もなんか曇っていました。会場を探していると、スタッフさんに声をかけられ「こちらに列を作っていただいています」とのことで列に並びました。16:05から特典会ということであまり待たなかったです。少しづつエレベーターで上の階にいって、会場で「きゅるして」の販売しているところを探したのですがなくて、エレベーターの近くで「ここは5階です」といわれました。「きゅるして」は4階でした。そして階段で下の階にいったのですが、その間にも他のアイドルグループの子らしき人とすれ違ったりしました。この距離の近さがマイナーアイドルのよさでもあります。4階にいくと列ができていましたが、そんなに長くはなくすぐに個別チェキ券を買えました。そして、嬉唄ちゃんの札を持った人のところにいき札をもらって並びました。結構近くて、嬉唄ちゃんにプレゼントを渡している女性もいました。なんとなく、見ていると結構みんな緊張していて、特に凄いこといっているわけでもなさそうだと思い、少し安心しました。ただ、しゃべっている時間が長く感じられて、それだけ間が持つかなと心配にもなりました。僕の番がきて、「あ〜」と笑顔で手を振ってくれました。「どんなポーズとかありますか?」ときかれ「きゅるしてポーズを…」といって、やってくれました。僕も真似してやりました。「あ〜先々週振り?」「先週、着物の時…」「あ〜」「着物の写真沢山撮ったんだけど、どうやって送ればいい?」真面目に聞きたかった質問です。「どうやって…あのツイッターやってたら、タグ付け?してくれたら見にいく」といわれ、タグ付けのやり方よく分からなかったのですが、後で調べようと思いました。「僕の名前覚えてる?」「鈴木さん?」「そう!」「下の名前は…」「シュンイチ」「あ、できたかな」って感じで終わりました。その間、何度目かなのに、未だに足がガクガク震えていました。写真をもらって、その後「ありがと〜」と手を振ってくれたことまではよく覚えていません。帰り、曇りの中ドキドキしながら帰りました。名前覚えてないだろうと思い、日本で一番多い名字、といおうかなとか思っていたのが、名字だけでも覚えていてくれて嬉しかったです。そして、会話もすんなり進んでよかったです。帰りに井の頭線で帰って駅につくと雨がパラついていました。ポケットに入れた写真が濡れないように折りたたみ傘をだして、さして帰りました。