2021年3月13日土曜日

「全世界最速 シン・エヴァ・レビュー生放送!さようなら、ぼくたちのエヴァンゲリオン。」東浩紀ほか

 


今日はシラスという動画メディアで、批評家東浩紀(あずま・ひろき)さんと漫画家大井昌和さん、評論家さやわかさんの「全世界最速 シン・エヴァ・レビュー生放送!さようなら、ぼくたちのエヴァンゲリオン。」をアーカイブで見ました。昼間雨の中雷が鳴る中、全編6時間延長戦45分を見ました。東さんはずっとゲンロンという会社でネット放送をやっているのですが、久々に東さんの動画を見ました。東さんを最初に知ったのは、エヴァンゲリオンの本で確か彼が東大の院生だった頃かそのへんで書かれた「庵野秀明はいかにして80年代アニメを終わらせたのか」とかいう論文を読んだときでした。他の人がストーリーや設定に関して分析しているのに対して、その制作背景を詳しくアニメの歴史から解きほぐした論文に感心したものです。頭のいい人だなと思いました。

今回の対談は、3人とも「シン・エヴァ」は絶賛していました。内容はストーリーや設定の分析も多かったです。僕は、エヴァンゲリオンに関しては、ストーリーや設定には疎いので、もっと社会、心理的分析が聞きたかったという思いはあります。それは社会学者にやってもらいたいといわれていましたが、東さんから、少し時代的な話や批評がでてきました。若い人が、旧劇場版の方が良いというのはよく分かる。しかし25年経って完結させたことがとてもすごいことだといっていました。庵野は観客を信じた。そこに力をもらった。自分はおたくであることを誇りに思った、といっていました。

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