2014年12月12日金曜日

憲法改正

今回の衆議院選挙で、自民党が2/3の議席を獲得する勢いという報道があります。
自民党が2/3の議席を獲得すれば、憲法改正の発議をする可能性が高いと思われます。

公明党と合わせて2/3の場合は、公明党が反対するかもしれませんが、自民単独あるいは次世代の党などと合わせてなら、十分考えられます。

55年体制で、旧社会党は過半数は獲れませんでしたが、自民党に2/3の議席を与えることを阻止はしてきました。

自民党の憲法改正案に反対の人は、そのことを念頭に置いて投票することが重要ではないでしょうか。

自民党の憲法改正案に賛成の人はいいでしょう。

しかし、反対の人は、国民投票は過半数で通るので、実際憲法が変わる可能性がかなり高いということを考える必要があると思います。

民主党に入れるのが嫌だという、「民主党アレルギー」が多くの人にあることは知っています。
実際に、政権交代時にだまされたし、経済は民主党時代には悪かったし、入れたくないのは十分理解できます。

しかし、ものごとには優先順位というものがあります。

憲法は国の基本です。
現在の自民党の憲法改正案に、賛成かどうかじっくり考えて下さい。

現在の阿倍政権が立憲主義、即ち「憲法は国民による国家への命令である」ということを十分に理解しているでしょうか。
僕は、そのことに大いに不安を感じます。

選挙が終わって、実際2/3の議席を穫ってから、あのとき反対をしておけばよかったといっても後の祭りです。

どんなに気に入らない政党でも、大局的知見から考えて、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、寒くても頑張って投票することが必要なことがあると思います。

もちろん、投票は各人の自由です。強制はできません。
でも、このような観点に立ってみることをお勧めすることも自由なはずです。

これらは、僕個人の価値観の表明に過ぎませんが、選挙前にどうしてもいっておきたかったので書かせてもらいました。

ぜひ、後悔のない投票行動を。

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