D.J.トランプ

アメリカ大統領選で、D.トランプ候補が勝ちました。
予想ではH.クリントン候補が優勢ということで、クリントン候補が勝つと思っていたので驚きでした。
暴言の多いトランプ候補がなぜ勝ったのでしょうか。
トランプ氏は、没落するアメリカの中間層を本気で守ろうとした。
実際に、グローバル化の波の中で、職も失い途方に暮れた有権者は、タテマエで投票するでしょうか。
興味本位、面白半分で投票したのではという人もいますが、僕は逆に藁にもすがる思いで投票したのだと思います。
クリントン候補が綺麗ごとをいえばいうほど、自分たちの実態に即していないと感じたのではないでしょうか。
ビデオニュース・ドット・コムというネット上のニュース番組で、アメリカの映画監督M.ムーア氏が同じようなことをいっていて同感でした。
アメリカ人の利益だけを守るという人に、アメリカ人が投票することは、良い悪いはともかく、合理的です。
一方で金持ちの減税をうちだしていて、金持ちの票も得たようです。
中間層を分解するグローバル化の波に抵抗しつつ、グローバル金持ちを保護するのは矛盾しているようにも思いますが。

人々を一面では豊かにし、もう一面では貧富の格差を生むグローバル化に我々はどう対処していけばいいのでしょうか。

トランプ氏の政策は、日本に有利なものもあり一概にいえませんが、今後日本や世界にどのような影響がでてくるのか不安な気持ちになります。