2014年1月23日木曜日

「太陽の王子 ホルスの大冒険」

25日、土曜日の朝日カルチャーセンター、宮台真司先生、堀内進之介先生の「社会学ゼミナール-映画から考える」の課題が、高畑勲監督作品「かぐや姫の物語」で、その他同じく高畑勲監督作品「太陽の王子 ホルスの大冒険」なども見ておいて下さいということで、DVDを借りて見ました。

1968年の作品ということで、古いのだけれども、動きの滑らかさなどは目を見張るものがあります。

場面設計・美術設計という肩書きで宮崎駿が参加しています。

キャラクターの絵が、随分子供っぽかったりしますが、後のジブリ映画につながる動きの美しさがあります。

この作品だけで、高畑勲の特徴とかは分りませんが、40年以上前のこども向け作品でも見て楽しめるのはすごいことだと思いました。

そう考えると、30年前のナウシカを今見ても全然古くないというのもすごいです。

この作品は、やはり古くは見えてしまうので。

高畑勲監督は、僕の母校の多摩美術大学の先生でもあるので、習ったことはないけれども親しみを感じます。

高畑監督と宮崎監督を比べると、宮崎監督は思いついたままどんどん作品を作っていくようです。それに対し、高畑監督はちゃんとコンセプトを立てて考えて作っていく人のように思います。
だから、高畑監督の方が優等生的な作品になる様な印象があります。
宮崎監督の方が直感的で、その分心に直接突き刺さるのですが、ストーリーが分りにくくなってしまうこともあるようです。

しかし、両者が協力して作った作品も多いので、それらはちょうど良いバランスの作品になっているのではないでしょうか。

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