2012年10月30日火曜日

『思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か』

斉藤環著『思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か』を読みました。

内容は、摂食障害、不登校、ひきこもりなど、現代の若者たちの問題をコンパクトに説明したものです。

タカ派的な治療に対して、一貫して批判的で患者の心の安定を求めるといういう姿勢には、感銘を受けました。

しかし、せっかく現代思想にも詳しい著者ですので、題名どおりポストモダンと成熟に関する社会的な分析をもっと詳しく見てみたかったです。

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