新海誠監督、アニメ映画「言の葉の庭」をTOHOシネマズ渋谷で見てきました。
1時間弱の短いお話です。
同時上映は短編の「だれかのまなざし」で、都会で一人暮らししている女の人とお父さんとネコのお話です。
「言の葉〜」は、雨の日には学校へいかずに新宿御苑にいくという高校1年の少年と、東屋で出会った27歳の女性との関係を描いたものです。
水滴の落ちるところとか、鉛筆でノートに絵を描くところとか、黒板にチョークで字を書いて白い粉が落ちるところとか、おそろしいほどリアルに描かれていて、これでアニメの歴史が変わるかと思わせるものがありました。
しかし、全体には普通のセルアニメになじんでいて、よく描けた美しい作品だなという感じです。
雨の風景を奇麗に描こうということがはじめにあって、そこからストーリーが作られた様にも思います。
だから、ストーリーもそれなりに魅力的なのだけれども、あまりのめり込めない面もありました。とくに、監督作品の「秒速5センチメートル」がとてもセンチメンタルな作品であったので、それに比べるとあっさりした感じでした。
でも、それは悪い意味ではなくて、素敵な小作品を気軽に観られたという感じでした。
ストーリーがあっさりした感じに感じられましたが、映像はきれいで、ちょうど梅雨の中新緑もきれいなこの季節にぴったりの作品です。
帰りに、井の頭公園の新緑がきれいに見えました。
2013年6月3日月曜日
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