2011年3月5日土曜日

自然科学


朝日カルチャーセンター「自由と行為の哲学」野矢茂樹先生四回目、最終回です。

決定論と自由の問題。

決定論は自然科学的な認識にかかわる。自然科学は反復可能性を含む。
しかし、法則に反する変則事例が必ずでてくる。すると、この法則が維持されるように現実を解釈せよ、となる。

そうなると自然科学は厳密な世界解釈ではなく一つの世界観。
反復可能性があるといっても、厳密には同じことは二度と起こらない。

自然科学的決定論も自由もともに世界観の違いであり、どちらが正しいというものではない。
というのが先生の結論でした。

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