2011年2月3日木曜日

ソーシャル・ネットワーク


デヴィッド・フィンチャー監督の映画『ソーシャル・ネットワーク』を見てきました。

ネットサービスを作る話しだときくと、映画にしても面白くもなさそうかと思いきやたいへん面白くできた作品でした。

孤独な天才プログラマーが新しいソーシャル・ネットワーク・サービスを作るのですが、昔なら孤独だけどいい人とかで終わりそうなところが、孤独で非常にエゴイスティックで自分のネットサービスを作ることしか考えていない。その為なら友人さえ裏切る。こう書くとすごい悪人でニヒル感じがするけれどそうでもなく、気の弱い内気な青年。

これを見ていくと、はじめはそこまでネットサービスにかけるのはおかしいんじゃないかという感じがしましたが、見ているうちに、そこまでかけるんだからそれにはすごい価値があるんだと思わされてしまいます。

昔にはない、ネット時代のキャラクターって感じです。

いい者わる者の範疇ではとらえられない。

また、ハーヴァードのアメリカのエスタブリッシュメントの世界もいい雰囲気で描かれていて、またカリフォルニアの自由なアメリカの若者の世界も感じがでていて、両方楽しめます。

脚本から演出まで凝りに凝った作品で、見る者を飽きさせませんでした。

何かに成功するには、ある種の過激さが必要なのかなと思わせる作品でもありました。

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