夏休みも終わり、お客さんも少なかったです。
スタジオジブリを辞めた米林監督が、ジブリに迫るものを作れるのかという期待をもって見にいきました。
結果は、「ジブリっぽいもの」を詰め込んだごった煮のような作品になっていました。
楽しめなくはないのですが、ジブリの作品に一本通ったポエジーのようなものが足りないように思えました。
魔法の世界の世界観も、想像豊かに自由に作っていいのかもしれませんが、一貫した雰囲気がない。
シナリオも、出会いや絆を描ききれていないので、あっさりしすぎている。
お子様の、夏休みの娯楽程度ならよいと思いますが、世界が期待するほどではないと思います。
原因は明らかにジブリっぽさに縛られているからだと思います。
この縛りから脱出してこそ一人前だといえるでしょう。しかし、そのときはまた新たなる困難があるでしょう。それらを乗り越えていって一流の作家になるのではないでしょうか。
宮崎駿監督も、手塚治虫の巨大な影と戦って今日の地位を手に入れたと思われます。
0 件のコメント:
コメントを投稿