2024年6月19日水曜日

「界隈塾」第1回 宮台真司先生 アーカイブ

 「界隈塾」のアーカイブを見ました。ゴールデン街の伝説のママ、佐々木美智子さんがゲストでした。飲み屋のママというともっと押しの強い人かなと思っていたら、見た目とても穏やかで、謙虚な感じの雰囲気の方でした。しかし、経験は凄くて、学生運動の時代にカメラマンをしたり、ブラジルのアマゾンでお店を出したり、色々な経験をせれて、有名人のお客も多かった様です。今は毎日道の草むしりをして、それが楽しいといいます。ああ、こういう人ならファンも多いだろうなと思いました。今確か90歳ということでした。会場の質問者の女性も、亡くなったおばあちゃんを思い出して、こういうおばあちゃんになりたいという様なことをいっていました。本人はやりたいことをやっているので楽しいといっていました。宮台さんは、団塊ジュニアの世代から、質問が散発的になった、それまでを引きとった質問をして欲しいといわれました。発言者の中で印象に残ったのは、言語学者の伊藤優馬さんの「言語はウソしかいえない」と、ムラブリという狩猟採集民には「仕事」という言葉がない。自分は何もしてないただ生きてるだけ、ということでした。いつものように宮台さんは、歴史的学問的に解説してくださるのですが、最後に「ほとんどのことはどうでもいい。ただ美智子さんのように生きて欲しい」といっていました。何か昔の時代を追体験したかのような時間でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿