2015年6月18日木曜日

「嬉唄ちゃんへのうた」

「癒してハロプロ'15」というサイトの「うたちゃんは優しいメンバーに囲まれてて幸せだったよね」(2015/6/16/04:19)という記事の中に、匿名で動画が上がっていて、かわいい女の子のイラストが描いてあって、歌が歌われていました。
どうやら嬉唄ちゃんの声らしいのです。
コメントに「うたちゃんなの!?」(2015/6/16/01:28)とだけあります。
別の書き込み欄には、嬉唄ちゃんが歌をYouTubeにアップしたけど消されたらしい、とか真偽不明の書き込みがありました。

これが嬉唄ちゃんのものか、いつ録音されたものか分りませんが、ピアノの伴奏で次のように歌っています。声は嬉唄ちゃんのもののようです。

「果てしない時の中で、あなたと出会えたことが何よりも私を強くしてくれたね。夢中で XXX 辿り着いたとしても、あなたはずっと特別ね、だ・・・」

これが嬉唄ちゃんの応答なのかどうかは分りません。

ただ、あの日以来、何の新しいものがないなか、少しだけでも新鮮で、しんみりさせてくれます。



カントリー・ガールズのラジオでも嬉唄ちゃんには、全く触れず、ネット番組の「ハロステ」でもやはり、新曲発表を5人でして、全く嬉唄ちゃんには触れませんでした。

事務所を相当怒らせてしまったので、もうこのままいなかったことにされてしまうようです。抹殺されてしまうようです。メンバーも怖くてブログ以降、触れられないようです。

「ハロステ」では、ちょうど最年長グループの℃-ute(キュート)の十周年記念コンサートの模様をやっていました。嬉唄ちゃんが辞める前です。
メンバーが「つらい時もあったけど、辞めないでやってきてよかったね」といっていました。
それを見て、厳しい世界なんだなと思いました。
途中で弱音を吐いた人は、どんどん脱落していく。アイドルは楽な商売ではないですね。
それも、一つの現実です。



「ハロプロランド」というサイトに、「うたロス症候群の主な症状」というという投稿欄がありました。

「「愛おしくってごめん」を聴けなくなる」
「深夜に「うたちゃん・・・」とつぶやいたあと発狂」
「突然涙が出る」
「ハロコンの時のハニカミ顔がフラッシュバックする」
などという中に

「詩人になる」

というのがあって笑いました。



「嬉唄ちゃんへのうた」 鈴木俊一



薄汚れた時代の「良心」だった

ぼくにとっても、世界にとっても



14年間の孤独が育てた、純粋さは

美しくも、儚く

脆く、壊れやすいものだった



はにかんで、わらいころげて、滑稽で

急に真顔になったかと思うと、そのまま真面目にふざけて

不器用で、へこたれて、びくびく怯えて

そんな姿を見ることが幸福だった



今後、何十年もぼくのこころのすきまを

埋めてくれるはずだと勝手に思ってた



でも、純粋培養のきみは

そんな身勝手な奴らの思いに堪えられるほど

強くはなかった



その日は、突然やってきたね



重荷に耐えきれなかった小枝は

ポキンと折れた



埋められなかった、すきまをどうしよう

ぼくはどうしたらいいのだろう



きみは特別

なんて、ありふれたことばではいい表せないよ



きみが好き

そんなこといわれても迷惑かな

もう一度、殻に閉じこもってしまうのかな



償いきれない迷惑をまわりにかけて

背負いきれない責任を背負って

すべてをおっぽりだして

きみは逃げだした



ズタズタに引き裂かれたきみのこころが

もとに戻る日はくるのかな

きみに逃げ場はあったのかな

きみのために寄り添ってくれるひとはいたのかな

ポポちゃん以外に



それを思うと苦しくなる



やっぱり、

教室の隅で、メガネを掛けて、親しい友達だけで

そっとキャッキャと笑っている

そんな日常に戻れていたならいいな

とそんなことを思ってる



でも、また会いたい気もする

スキャンダルなら嫌だけど

スキャンダルでもいいと思ってしまう自分もいる

でもやっぱりスキャンダルは嫌だ



数年後、高校を卒業したら

イラストレーターなんかになったりして

そっとデビューしてるなんていうのもいいかもしれない



きみの痛みなんてはかり知れないけど

いまぼくは、ヒリヒリする

自分の痛みをなんとかしなきゃ



数日で癒える奴もいる

そいつらをうらやましいとは思わない

だって、きみを簡単に忘れてしまえるのだもの

ぼくの場合、もう少しかかりそうだよ



こうして自分の気持ちを

うたにしたとき

ほんの少し、楽になれた気がした

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