2015年6月17日水曜日

GOD

昨日のブログは、自分の心の喪失ばかり書いてしまいました。

一ファンの僕なんかより、嬉唄ちゃん本人の心境はいかばかりか。どれだけ傷ついているかと想像すると・・・。

今日のブログは、ご本人のお気持ちを考えるものとしたいと思います。

本人の意思で辞めたのなら、責任もあるともいえますが、14歳にはあまりにも重いし、保護者の責任もあると思います。

そもそも、現在のアイドルは厳しいレッスンを繰り返し、その上で普通の娘が成長していくのを見て楽しむものとなってきています。
それはそれで感動的なのですが、一方では、これは一種の「洗脳」ではないかという気もします。

これは、感動と表裏一体なのですが。

幼い小中学生に、厳しい言葉を浴びせかけ、肉体的にも厳しい練習を強いる。また多くの人の前で自分をさらけだすことも強いる。
それで大人が儲けている。
ちょっと酷い商売だなという感じもします。

もちろん、本人たちは、他では体験できないない様な、自己顕示や充実感を味わえるのですが。

だから、一概に悪いとはいえないけれども、それについてこられない子からすると、苦しい場所ではないでしょうか。

一度他の人が体験できない様な、至高の体験をしたことによって、かえって普通に簡単に戻れないで、心理的に苦しむこともあるかもしれません。

実際にアイドルとして成功したことによって人生に失敗するような人も少なくありません。

もちろん、学校教育も部活も洗脳といえば洗脳です。そういう意味では、僕らの社会は洗脳から自由になることはないのかもしれません。

しかし、アイドルには独特の魔力の様なものがあって、人々を惑わすことがあるのではないか。
よく、芸能界には魑魅魍魎が跋扈するといいますが、この世界では、富と名声を得ようとすること、また得てしまってから苦しむ人も多くいると思います。

今回のように、なまじっか売れる前に辞めていれば心の傷は浅くてすんだかもしれないのに、売れてしまってから突如辞めるというのは、相当心の負担が大きいのではないでしょうか。

できることなら、しばらくして心が癒えてからは、以前の様に普通の学生生活を楽しんでくれたらと願ってやみません。

ファンのエゴかもしれませんが、別の事務所から変なかたちでまた出てくる様なことはないことを期待したいです。

僕なんかでは、彼女の苦しみがどれほどのものか分りません。

なんとか励ましてあげたいけど、なんと声をかけてあげればいいのかも分りません。

ただ「夢は終わったんだよ」という事実を受けとめるしかないのかもしれません。

このところずっと「聖書」を読んでいるのですが、今ちょうど「ヨブ記」を読んでいます。

内容は、信心深いヨブを試すために、サタンがヨブを苦しめます。そして、ついにヨブは嘆きを発する。厳しい内容のお話です。

それと関連するかどうか分りませんが、ジョン・レノンの「GOD」という曲を紹介したいと思います。

史上もっとも人気のあったバンドといっても過言ではないザ・ビートルズが解散に追い込まれます。精神的に追いつめられたのか、ジョンはアーサー・ヤノフという精神療法家の「原初療法」という精神療法を受けます。これは、幼い頃からの心の痛みを吐き出させるというものです。

その後、この曲を含むアルバム「ジョンの魂」を発表します。

GOD / John Lennon

"God is a concept  

By which we measure

Our pain

I'll say it again

God is a concept

By which we measure

Our pain



I don't believe in magic

I don't believe in I-Ching

I don't believe in Bible

I don't believe in tarot

I don't believe in Hitler
 
I don't believe in Jesus

I don't believe in Kennedy

I don't believe in Buddha

I don't believe in mantra

I don't believe in Gita

I don't believe in yoga

I don't believe in kings

I don't believe in Elvis

I don't believe in Zimmerman



I don't believe in Beatles



I just believe in me

Yoko and me

And that's reality



The dream is over

What can I say?

The dream is over

Yesterday

I was the dream weaver

But now I'm reborn

I was the Walrus

But now I'm John

And so dear friends

You just have to carry on

The dream is over"





「神なんて一つの観念さ

それによって僕らは、

自分たちの痛みを測るのさ

もう一度言おう

神なんて一つの観念さ

それによって僕らは、

自分たちの痛みを測るのさ



僕は、魔法は信じない

僕は、易経も信じない

僕は、聖書も信じない

僕は、タロットも信じない

僕は、ヒトラーも信じない

僕は、イエスも信じない

僕は、ケネディも信じない

僕は、ブッダも信じない

僕は、マントラも信じない

僕は、ギーターも信じない

僕は、ヨガも信じない

僕は、王様も信じない

僕は、エルヴィスも信じない

僕は、ディランも信じない



僕は、ビートルズも信じない



僕が信じるのは、ただ僕だけなんだ

ヨーコと僕だけなんだ

それが現実さ



夢は終わった

他に何が言えるんだ

夢は終わった

昨日まで

僕は夢を紡ぐ人だった

でも、今僕は生まれ変わった

僕はセイウチだった

でも、今僕はただのジョンだ

さあ、親愛なる友よ

君たちは、ただ進むんだ

夢は終わった」

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