2010年8月11日水曜日

忘却


今日のカウンセリングで話題になったのは、「忘れる」といことです。

僕は「忘れる」とか「忘れられる」ということに異常に恐怖を感じて、何でもメモしたりビデオに録ったり、TV番組も録画したり、ラジオ番組や講座を録音したりして、ビデオテープやカセット、MDを捨てられずにいて、ビデオやカセットが膨大な数たまっているのです。

それは、自分が覚えていないと失われてしまうという恐怖があるからなのです。

Mr.Childrenの「Tomorrow never knows」という曲の中に「人は悲しいくらい忘れていく生き物」という詞がありますが、僕も周りの人がどんどん忘れていくことに悲しみを感じていました。

親に自分のいったことを覚えててもらえなかったからかもしれませんが、それくらいなら誰にでもありますよね。

人間関係でも、そのときは仲良くても時間が経てば忘れてしまうと思うと寂しい感じがします。

みんな忘れるんだと思うんですけど、それを気にする人と気にしない人とがいるのだと思います。

気にしない人から見れば、気にする人は過去ばかり見ている情けない奴に見えるでしょうし、気にする人から見れば、気にしない人は鈍感に見えてしまう。
どちらが悪いというわけではないが、僕はとにかく忘れていくことの恐怖を感じやすい人間なのです。

忘れたら、全てが無に帰すという感じなのでしょうか、「諸行無常」とうい現実を受け入れる勇気がない。

「別れ」について話し合いましたが、人が別れるともう相手のことを忘れてしまうのではないかと思っていましたが、別れていてもつながっているいるというのが大事だ、つながっているからこそ別れられるといわれました。

「忘れたくない」「忘れられたくない」というのは単なる気弱ではなく、意味のあることだったのかなと少し思えたかな?

皆さんは「忘れる」ということにどのような感覚をお持ちでしょうか。

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