2010年5月10日月曜日

現代美術


今日は八王子キャンパスで海老塚先生の「現代美術特論」に出ました。

ピカソの「アヴィニヨンの娘たち」が今までの絵画との分水嶺となりました。
しかし、何といっても今までの芸術概念を変えたのは、M.デュシャンのレディメイドでした。

それまで芸術はポイエーシスつまり「創るもの」でしたが、デュシャン以降は創らない。
それまでの芸術概念を変えなければいけなくなりました。

デュシャンは創らない。けれども「自然美」とも違う。
何らかのかたちで人為はある。
作者の「意識的な介在」があるものを芸術と考えるようになってきました。
これが芸術ですよと差し出すことが芸術になる。
これは茶道の「見立て」と同じことだということです。

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