永井均著『転校生とブラックジャック-独在性をめぐるセミナー』を読みました。
ずいぶん昔に買ったのですが、難しくて途中まで読んでそのままでした。
その後、カルチャーセンターでこの本を読む講座があったので何回か出席して、何となくイメージができたので、今回読み切ることが出来ました。
先生と生徒の対論形式で書かれた本です。
独在性についてそれぞれの生徒が意見を言うのですが、僕はE君の考え=自分がただ一人Eであることの奇跡が重要だという意見、に賛成です。
永井さんも、この考えなのかなと思っていたのですが、みんなにそう思われるがちょっと違うという様なことが書かれてありました。
哲学を単なる教養として読む人には向いていない書物でしょう。一緒に考えていって、そのことに喜びを感じる人には、まさに適切な書だと思います。
2012年6月6日水曜日
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