2012年6月15日金曜日

現代人

渡邊二郎著『現代人のための哲学』を読みました。
哲学を単に、過去の人の研究ととらえず、そこから僕たち生き方に役立つような要素を取り出して議論するという立場です。
現代人のおかれている苦しさを直視して、その中でこの弱い存在である僕たちがどう生きるかを丁寧に解説しています。
苦しい現実を認め、その中で実存的に生きるということを勧めています。
僕たちの悩みが、実は普遍性を持つということを知らしめてくれて、それに立ち向かう方向性を示してくれた本だと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿