ネット動画、ニコニコ生放送の番組「ニコニコ映画実況〜耳をすませば〜みんなで一緒にジブリ作品を見よう<テレビ実況生放送>」を予約して今日見ました。
TVで放送されているアニメ作品を、実況しながらゲストとともに番組をするものです。
僕はTV放送は見ないで、実況だけを見て、作品を思い浮かべます。
今まで、多くのスタジオジブリの作品、細田守監督の「時をかける少女」「サマーウォーズ」、庵野秀明総監督の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を見ました。
一人で映画館やDVDで見たものを、他の人たちと一緒に見られる楽しさがあります。
特にニコニコ生放送は、視聴者がコメントを書き込んだり、アンケートをしたりできるので、さらにたくさんの人たちと見ている気にさせられます。
「耳をすませば」は、中学生の恋愛を純粋に描いた、胸がキュンとなる映画です。
以下は初めて見た時の感想です。
「耳をすませば」感想
「耳をすませば」アイディア
主人公の雫(しずく)役の声優の本名陽子さんが出演されて、もう30代で明るくなったのをみて、隔世の感がありました。
とても純粋な映画で、少し嫉妬もありましたが、この番組で多くの人がこの映画を見るとうつになるという話を聞いて、面白いと思いました。
他人の幸せを見せつけられると、幸せになる人もいるが、逆にうつになる人もいるんだと思いました。
また、全ての人が主人公の様な甘い青春をおくっている訳でもないのだと思い、自分だけが暗い青春をおくったのではないと思い安心もしました。
この番組を見て、少し冷めたところもあるけれど、やはり胸に滲み入る作品です。
多くのコアなファンがいることも分りました。
社会学者の宮台真司さんが、この作品を「現実の少女を描いていない」と宮崎駿プロデューサーとの対談で批判をしたことが本に書いてありました。
この映画ができたのが、1995年。街では女子高生たちの援助交際が盛り上がっていた時期に重なります。
そういう意味では、この映画は現実にありそうなリアルを描いたというよりも、失われつつある理想を描いたものとして人々に愛されたのかもしれません。
その後、人間世界と徹底的に対立する少女の物語「もののけ姫」を宮崎駿がつくったのは、現実の少女の暴走に困っていた大人の側から、正面から少女たちに対峙しようという意志のあらわれなのかなとか思いました。
ともかく、この映画や主題歌の「カントリーロード」の歌詞などは今でも心に滲みます。
2013年7月6日土曜日
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