2010年1月6日水曜日

財務


財務大臣がご病気らしいが、私は現財務大臣を高く評価している。
確かに、史上最大の国債を発行したが、その状況を見てみよう。

リーマンショックによる戦後最大の不況で税収の大幅な落ち込み。
過去の政府が財政のことなど考えずに景気のためと乱発した国債。
これらは、現政権の責任ではない。

さらに、与党マニフェストによる歳出。仕分けによる無駄の捻出の少なさ。
これらは与党の責任である。しかし、ややもすると財政のことなどあまり考えずに、とにかくなんかあれば金を出そうと言う政治風土の中で、財政を守るものはある意味憎まれ役である。しかし、財政が悪いということは将来の国民の負担を増やすことになるので、自民党のように景気のためと採算を考えず、どんどん国債を出して景気対策を続けるのは全然国民のためではない。その中で大臣はその財政の重要性をよく理解されていたと私は思う。

ことに経験の少ない新政権の中で、多くの知識や経験、見識と使命感は人々に安心感を与えたのではないだろうか。同じ大蔵官僚出身の自民党の元首相も秀才とうたわれながらも大蔵大臣時代強く財政の規律をうったえたようには記憶してない。

あれだけの厳しい仕事をなさって、お体が悪く、高齢でもありお辞めになるなら次の大臣は、これだけ厳しく財政規律をうったえ憎まれ役になれるか。もし、大臣が変わるのであれば次の大臣はこのことをしっかり考え実行して欲しい。

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