2015年8月14日金曜日

『星の王子さま』サン=テグジュペリ

『星の王子さま』サン=テグジュペリ、を読みました。

世界的に有名な童話です。

飛行機乗りの「ぼく」が、サハラ砂漠でであった少年=王子さまとの不思議な物語です。

王子さまは「ぼく」に色々な話をします。

自分の星のこと、訪れたさまざまな星でであった妙な大人たち、「王さま」「うぬぼれ男」「呑み助」「実業屋」等々。

王子さまは思います。「おとなって、まったくかわってるな」と。

そして地球でであったキツネにこういわれます。

「かんじんなことは、目には見えないんだよ」と。


本当に大切なものって何?
大人になるってどういうこと?

こんな疑問を投げかける寓意に満ちた純粋な物語です。

読んでいて、大変感動すると同時に疑問もわいてきました。

こんなに純粋すぎていいのか。大人になるって、こんなに汚いことだと思って生きていけるのか。

著者のサン=テグジュペリは飛行機に乗って消息不明になり、ついに帰ってきませんでした。
大人になることを拒否して、本当にいなくなってしまう。
これもひとつの生き方なのかなとは思います。
だからこそ、今でも世界中の人にこの物語は愛されつづけているのでしょう。

僕も大人になりたくないという気持ちがあります。
しかし、大人になることを拒否しつづけられるのか。
僕自身の問題でもあります。

0 件のコメント:

コメントを投稿