『星の王子さま』サン=テグジュペリ、を読みました。
世界的に有名な童話です。
飛行機乗りの「ぼく」が、サハラ砂漠でであった少年=王子さまとの不思議な物語です。
王子さまは「ぼく」に色々な話をします。
自分の星のこと、訪れたさまざまな星でであった妙な大人たち、「王さま」「うぬぼれ男」「呑み助」「実業屋」等々。
王子さまは思います。「おとなって、まったくかわってるな」と。
そして地球でであったキツネにこういわれます。
「かんじんなことは、目には見えないんだよ」と。
本当に大切なものって何?
大人になるってどういうこと?
こんな疑問を投げかける寓意に満ちた純粋な物語です。
読んでいて、大変感動すると同時に疑問もわいてきました。
こんなに純粋すぎていいのか。大人になるって、こんなに汚いことだと思って生きていけるのか。
著者のサン=テグジュペリは飛行機に乗って消息不明になり、ついに帰ってきませんでした。
大人になることを拒否して、本当にいなくなってしまう。
これもひとつの生き方なのかなとは思います。
だからこそ、今でも世界中の人にこの物語は愛されつづけているのでしょう。
僕も大人になりたくないという気持ちがあります。
しかし、大人になることを拒否しつづけられるのか。
僕自身の問題でもあります。
2015年8月14日金曜日
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