2009年11月5日木曜日

友人


オバマ大統領が間もなく来日するが、私の思ったことを述べさせてもらう。
かつて社会党委員長の村山富市氏が複雑な権力闘争の上総理大臣になった。冷戦も終わり、中国も市場原理を導入したときに、いまさら社会党?とアメリカ人には理解できなかったろう。「日米安保反対」「自衛隊違憲」の社会党の委員長が総理になって、官僚もアメリカにどう説明すべきか頭を抱えたと思う。
そして、クリントン村山会談で村山総理は今までの経緯を細かく説明した。そうしたら、クリントン大統領は村山総理に好意を持つようになり日米関係を壊すことはなかった。

私が鳩山総理にお願いしたいことは二つ。

一つは「なぜ、我々が沖縄にこだわるのか」単なる騒音の問題ではない、歴史的な経緯があることをしっかりとオバマ大統領に説明してもらいたいということ。大統領は耳を貸して下さる方だと私は思う。そうすれば、なぜこの問題にこれだけこだわるのかがアメリカ人にも理解してもらえるかもしれない。

もう一つは、鳩山首相は「行き過ぎた新自由主義を正す」とか「東アジア共同体」とかいう発言をしているから「反米」なのではないか、と一部の人に思われているようだ。
首相自身アメリカにも留学したし、決して反米ではないと思う。であるなら、そのことをアメリカにも世界にもはっきりとメッセージとして送ることをしてほしい。アメリカで学んだことも多いと思う。そのことなどを発言することはいい事だと思う。
ただし、今までのようにアメリカに盲従するか、石原都知事のようにアメリカ批判ではなく、お互いに相手の立場を尊重しつつ言うべきことは言う。そして、双方がwin-winの結論を目指していることを明確にしてほしい。
それこそが、真の友人だと私は思うしオバマ大統領なら理解してくれると期待している。

おそらく、今のままでいけばあと3年は鳩山、オバマ関係になるだろう。ゆえに、真の友愛、友情を築くことは双方の大きな国益にもなる。

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