2009年11月26日木曜日

金銭


私は歌を習っているのだが、今日は先生に褒められて嬉しかった。しかし、家に帰って録音を聴いてみると、ちょっと恥ずかしくなる。やっぱり、歌手の人ってすごいんだなと思う。モー娘。なんて、中学生くらいが数ヶ月レッスンして歌も踊りもプロになっちゃうんだからすごい。
ちなみに、課題曲はシンディーローパーの「Time After Time」

if you`re lost you can look and you will find me
Time after time
if you fall i will catch you ill be waiting
Time after time

Time after time
Time after time
Time after time

time after timeは「何度でも」という意味。

家に帰って新聞を見ると、鳩山首相の政治献金虚偽記載の問題が出てる。
先ずこの記事を見ていただきたい。その上で私の言っていることが、単なるその場の雰囲気に流されていったことかどうかを判断していただきたい。


私は、
1、失言
2、金銭の集めかた
に気をつけてほしいと言った。あたりまえすぎて、気にもとめなかったかもしれないが、その重要性はわかっていただけたのではないか。
べつに私が予言をしたとかいうことではない。単純なことだ。今まで自民党の閣僚が辞任する理由が、「失言」と「金銭問題」が多かったので、民主党政権になれば同じことが起こるだろうということは誰にでも容易に想像がつく。

金銭問題については、TVの「ヤラセ」と同じく、「そんなのみんなやってるよ。捕まるかどうかは政治的な問題だ」なのか、「本当にひどいこと」なのかは私はわからないが、前者である気もするが、本当に違法性があるのならそれでも責任を問われるのはしかたあるまい。

なぜ、「失言」と「金銭問題」に気をつけてもらいたいかと書いたかというもう一つの理由は、「失言」や「金銭問題」は、政治本来の目的とは関係ないことだから。
マスコミは面白がって書くだろうが、そんなことより重要なことがあるじゃないか、といつも思っていてこのレベルの議論がマスコミをにぎわすのにうんざりしていたから、今度の政権はちゃんと前もってそういうことのないようにしてほしかった。
その時間を、もっと重要な政治の議論に使ってほしいといつも思っていた。

しかし、新聞報道を見る限り虚偽記載が事実なら、いくらサポーターでも認めるわけにはいかない。責任はとるべきだろう。
そして、今度こそ本当に不当な金銭問題を起こさない政治をしてほしい。

私は、いっそ政治は全部「政党助成金」でしたらどうかとも思う。その方がスッキリする。
あるいは、個人献金も匿名にするとか。しかし、また裏で情報漏洩があるだろうな。

アメリカはケネディがメディアを最大限うまく利用してから選挙のメディア対策が行き過ぎなほど進んでいる。クリントンが大統領になったときには、何人か市民を集め、どの言葉に反応するかを調べ統計を出しそれで選挙演説に反映させたというのを、アメリカのドキュメンタリーで見たことがある。
ケネディはメディアをうまく使ったから勝てたというより、彼のカリスマ性がメディアでどううつるかの計算までしてまでも大統領になるとういう雰囲気を作り出した。
しかし、ブッシュ(子)は、カリスマ性がないのにメディア戦略で(辛うじて)勝った。ゴア候補と比べれば、見た目も中身もどうみてもゴアの方が上に見えるが、実際総得票数ではゴアが上回っていて、最後は数え直しを継続することをフロリダ州の最高裁が決めたタイミングで決まった。その差200票。2億人の人口の100万分の一の差。そんなの誤差の範囲内だろ!
私は、時々思ったことがある。あの時ゴアが勝っていたら9.11はあっただろうか?イラク戦争はあっただろうか?政治学者に聞いてみたい。
接戦の大統領選の終盤で、ブッシュ候補の、交通違反が発覚した。もちろん、ゴアシンパのメディアがここぞと思って出したのだろう。私は当然ゴアを応援してたのでこれで有利になったかと思った。ところが向こうもメディア戦略の専門家がいて、うまくかわした。ブッシュはそのことをすぐに認め「私は過去に過ちを犯した」と反省したのである。あの時点で事の真偽を争ったら不利になるという判断があったのだろう。すると今度は交通違反ぐらいで責めてくるゴアの方がセコい奴、ヤな奴に見えてくる。なかなか、うまいこといいよるなと思った。

いまもし私が民主党の広報担当者だったらどうするかな?

先ず事実関係を整理してどこまでが首相の責任かどうかを峻別する。首相の責任といっても色々あって、直接犯罪を犯したのか、監督責任か、それがどの程度の重さの罪なのかをきちっと精査する。そして、首相の責任の範囲内のことで過ちがあれば認め、その罪の大きさの度合いに応じて謝罪をする。

タイミングも重要で、問題が大きくなりそうならその手前で早めに、そうでなければ慎重にする。

まずは、よかれあしかれテレビが今でも一番影響の大きいメディアなので、タイミングのいいところで首相自らが全てのキー局の夜のニュースに生出演させる。テレビ局は首相が生でスタジオに来てくれれば視聴率を期待できるので応じる可能性は高いだろう。
そこで重要なのは、「責任の範囲」を明確にした上で「範囲内」の罪を真摯に謝罪する。
全ての局で、言い方は違っても内容は全て一貫させる。もちろんそのためには、内容は事前に熟考する。

そして、ネットではYouTubeで同じ内容の動画を配信する。
民主党のサイトでの公開はしてもいいが、民主党が嫌いな人は民主党のホームページは見ない。実際、私は自民党のホームページは1、2度くらいしか見たことがない。

しかし、YouTubeに載せれば、反民主の人も目に触れる。鳩山が頭下げる映像なら彼らも見るだろう。

後は余計なことはいわない。質問されたらネットに詳しく載せましたといえる。どうしても答えなければいけないときは、忠実に同じことを繰り返す。
徐々に発覚されると、その度に新聞をにぎわす。だったら先に自分で調査して全部疑わしいものは明らかにする。そうすれば、1回は新聞をにぎわすがその後、出てこなければ痛手は1回ですむ。徐々に出てきたら何回も悪いイメージがマスコミに出るので、痛手は大きくなる。
このように同じ情報でも出しかたによってダメージが大きく違うことはしっかり頭に入れておく必要があろう。

まあそれで支持率が絶対落ちないと保証はできないが、私が担当者ならこうする。

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